こんにちは!作曲家のやすだゆうきです。
今日は「クリエイティブを加速させるには二次創作脳が最強!!」って話をします。
曲を作りたいけど!どんな曲を作ったらいいんだ!
矛盾したような叫びですが、これかなりクリエイターあるあるな悩みです。
そんな悩みを持つ人へシンプルな解決策を提案します!
「オリジナルのものを作る!」
「今まで世にないものを作る」
「自分だけの個性ってなんだ」
という迷いの森に入った人たちは回答のないモヤモヤで前が見えなくなって
一歩も進めなくなってしまいます。
「アート」「創作」「クリエイティブ」と言った言葉のもつ
「ゼロイチでものを生み出すような幻想」を
追い求めて作品制作に着手できないと言う本末転倒な状況。
そんな中、サクサクと作品を作りだす最強ともいえるクリエイティブ脳を持つ人たち…..
それが「二次創作作家」です!
例えば非常に多様な解釈の余地があるような(もしくは不快な)
終わり方をした映画があるとしましょう。
その終わり方について人多くの人は
・不満を言う
・分析・考察する
・モヤっとした気持ちを抱えたまま過ごす
とまあこんな感じではないでしょうか。
ですが二次創作脳がある人は
・自分が納得いく終わり方を考えて妄想する
さらにそれを小説にしたり漫画にしたりします。
この自分だったらこうする、こう歌う、こう書く、と言う視点を持って
作品に接する人はかなり強い「クリエイティブ脳」を持っていると言っていいと思います。
だって「完成品」として届けられたものを
一度、分解して自分の中で再構築するわけです。リバースエンジニアリングです(違う
こう言った人たちがアニメを作ったり、映画を作ったりする世界に行くので
ゲーム化、ドラマ化と言ったメディアミックス派生作品や続編に
その作品の「オタク」「ファン」の人から言わせると
余計な改変をしたり後付けしたりするのはそういう人たちが作品を作り出しているので当たり前なことなんです。
ここで冒頭の悩みに話を戻します。
どういった作品を作ったらいいかわからないと言う時は
「オリジナリティー」「自分らしさ」を考える前に
自分が好きな音楽、アーティストが(現役でも故人でも良いので)
次の作品としてどんな新曲を作ってきたら最高だろうか。
と考えてみてはどうでしょう。
もしあのアーティストが自分が好きだったときの方向性のまま
次のアルバムを作ったら どういった作品になっただろうかと妄想して
それを自分で作ってしまうというのが非常にインスピレーションとしてはわかりやすいわけです。
この考え方ができるようになればある意味
現存する作品全てがアイディアの種になるわけで
ゼロイチの産み苦しみと言うものはそもそも感じることなくバンバンと作品を作っていくことができるわけです。
「でもそれじゃあ同じようなものになってしまう」
「元ネタがバレたらどうしよう」
そんな声が聞こえてきそうですが
個性やオリジナリティは
元ネタがバレるくらいのクオリティで100曲作ってから悩んでください。
要するにとにかくたくさん手と頭を動かして作品を作ることによってまずクリエイティブの筋トレをする必要があるんです。
アイディアの源泉はあなたの「好き」にあります。
妄想を膨らましましょう。
あのアーティストとあのアーティストがコラボしたらこんな作品になるかな….
ベートーベンがロックバンドを組んだらどんな音楽作るかな….
具体的に音が浮かぶほどに好きなものを妄想してみましょう
「二次創作脳」が出来上がればあとはもうこっちのものです!!!
※いや100曲も作れんし!と思うかもしれません。
そこで、どうやればたくさん作品を生み出せるゾーンに入れるのか、はまた別のコラムで書きたいと思います!
補足コーナー
カキツバに提供した
「明日に向かって撃て!」は90年代のSMAPの楽曲を現代風に蘇らせたら?と言うコンセプトであり
ONE MEN BANDでオリジナルとして作ってきた曲は
BOOMBOOMSATERITESの初期作風
LinkinParkの初期作風を混ぜたらどんな感じかな〜と思いながら制作していました。
作りたいものが見えたらあとは手を動かすだけ!