【フランス編】海外のZ世代と日本のZ世代の違い

執筆者 | 22/01/26 (水) | コラム

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こんにちは、好きな色は桜のピンクとカザフスタンの国旗カラーのターコイズブルーな桜井リエです。

 

前回のコラムではカザフスタン、チェコ、アメリカのZ世代についての記事を書きました。

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【カザフスタン編】海外と日本のZ世代の違い

【アメリカ編】海外と日本のZ世代の違い

【チェコ編】海外と日本のZ世代の違い

 

 

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【フランス:パリ】

私はアメリカ留学を1年した後に、チェコにあるアメリカの大学に編入し、4ヶ月プラハで過ごした後、米大学の完全オンライン大学「University of the People」に編入し、

2019年はフランスオペア留学でフランスに行き、オンラインで大学の勉強をしながら、フランスの語学学校に通い、さらにホストファミリーの子供のお世話や学校の送り迎えを3、4ヶ月ほどして、フランスに滞在していました。

 

【フランスオペア留学とは?】

オペア留学は実は日本にもあり、アメリカやオーストラリア、そしてヨーロッパにもある語学留学で、ホストファミリーに生活費や交通費を負担してもらいながら現地の語学学校に通い、様々な費用をホストファミリーに負担してもらう代わりに、ホストファミリーの子供のお世話や学校の送り迎えをするビザです。

 

語学留学がメインの目的のビザとなっていますが、実際は子供のお世話や学校の送り迎えなどは「労働」に等しいので、ベビーシッターのような「お仕事」をしながら語学学校に費用を抑えながら現地に留学できると思っていただけると分かりやすいかと思います。

 

私は、パリ近郊に住んでいるスペイン人ファミリーのお家にオペア留学をしていたので、家ではフランス語だけでなくスペイン語が飛び交っていたので、

子供とのコミュニケーションを取るためにフランス語だけでなく、スペイン語も独学していました。

 

【フランスのZ世代はオンライン学習に慣れている】

フランスオペア留学時に印象的だったのが、子供たちが積極的にインターネットを使って自主学習できている!ということ。

 

私と住んでいたスペイン人の子供たちは、4歳と10歳のスペイン人の女の子たちで、幼少期からフランスにいるのでフランス語の方がネイティブで、家庭ではスペイン語とフランス語を混ぜて話していました。

 

そして、毎週金曜日にはスペイン人の現地校に通い、スペイン語での学習もしていました。

 

フランスオペア留学では、労働時間が決められていて、私は語学学校に行き、子供たちを学校へお向かいに行き、家で親が帰ってくるまで(3時間ほど)一緒に時間を過ごしていました。

 

子供たちは必ずiPadを私のところへ持ってきて、YouTubeで覚えたダンスを披露してくれたり、自分が好きなYouTuberを紹介してくれたり、4歳の女の子は特にYouTubeが大好きだったようで、親から「子供とiPadを使わずに遊んでほしい」と言われていたほどでした笑

 

自分でフランス語とスペイン語の動画を検索したり、動画のコメントも毎回言っていたので私のリスニング力はこの時にかなり爆上がりしていました!

 

動画を観ながら自分の知らないことがあればすぐに検索して、疑問を解決するスピードはとんでもなかったです!

 

10歳の女の子とはフランスの学校で出る宿題を手伝ったりしていたのですが、彼女はiPadと教科書を横並びにしていつも勉強していました。

 

フランス式の割り算の筆算の仕方と日本の割り算の筆算の仕方が違うのを皆さんご存知でしたでしょうか?

 

彼女に割り算のやり方を教えようとしたときにフランスの割り算が変な形をしていたので、私も「ちょっと待って!笑」と言って日本の割り算の仕方をiPadを使いながら説明して、YouTubeでも日本語の動画を見せながら説明しました。

 

私がフランス語の単語を忘れたときは彼女はすぐにGoogle翻訳を出してくれたり、デジタル機器を使用しながら一緒に宿題をしたのはなんだか新鮮な気持ちでしたね。私もZ世代ですが、小学生の時はiPadは一切使わなかったので!

 

【フランスの子供は社会問題に対する意見を常に持っている】

10歳の女の子の学校の送り迎えでは、彼女以外にも彼女のフランス人の友達の女の子たちと話す機会がありました。

 

ちょうど私がフランスに滞在している時にパリでの「黄色いベスト運動」がよくパリで行われており、フランスの小学生の子供たちはデモ運動がこんなに身近にあることをどう思っているのか、とても疑問に思ったので聞いたことがあります。

 

すると、彼女たちはマシンガントークで自分達の意見を言い出し始め、フランス語が早すぎて何を言っているのか分からなかったので「ちょっと待って、もう1回ゆっくりリピートしてくれる?」と何度もお願いしたのが恥ずかしかった記憶があります笑 

 

彼女たち曰く、日常生活で不満があれば口に出すのは普通だし、それを行動として示すデモ運動は、電車や列車が遅れて迷惑に感じることもあるけど、正しい行動だと述べていました。

 

自分が小学生の時はデモ運動を東京で見たことがなかったので、彼女たちみたいにこんなにすぐにはっきり意見を言うことはできなかったですね。

 

ホストファミリーの子供たちは、家庭でも自分の意見を親に主張する場面が多く、親も面倒くさがらず、「椅子に座って、きちんと話をしよう」と言って、会議のように家族全員が椅子に座って、会話をしていました。

 

この時思ったのが、子供たちの意見を持つ姿勢があるというのは、親がきちんと聞き入れているのではないか?ということ。

 

子供の意見を頭ごなしに否定するのではなく、「君の言っていることを整理するために、きちんと話し合いをしよう」と、言って子供としっかり向き合っていたのです。

 

私の家庭ではこのような家族会議がなかったので、自分が家庭を持った時にこのようなやり方をして子供と対話をすれば、子供も親とコミュニケーションが取れるし、社会や学校でも他人や友達としっかりコミュニケーションを取っていくことができるようになるんだな!と学びました。

 

【まとめ】

どうでしたでしょうか?

日本の子供たちもiPadを駆使していると思いますが、2019年はパンデミック前で、まだオンライン学習が家庭で定着していない時でした。

 

フランスのZ世代はインターネットを駆使して、自主学習ができていたのに衝撃を受け、さらに小学生にも関わらず社会問題に対しての意識の高さが非常に高かったのも印象的でした。

 

日本ではデモ運動は日常で頻繁に起こりませんが、社会問題に対する意識の高さというのは幼い頃からでも、身につけることはできると思います。

 

親からの子供に「こういうことが今社会で問題になっているよ?」と、

 

教えてあげることもできるし、家庭でそのような会話をするのは親にとっても子供の考え方を知ることができて、私も子供を育てることになれば家族でそのような会話ができたら良いなと思ってます。

 

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執筆者 | 22/01/26 (水) | コラム


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