だれでもかんたんにできる 分析思考の鍛え方

執筆者 | 21/03/27 (土) | コラム

PROGRESSのみなさま、こんにちは!

2021年1月入会 Wolxに所属のかじつとむと申します。

みなさんは分析思考ってご存知ですか?

分析思考とはものごとから事実と真実を明らかにする思考のことをいいます。

分析思考があると、データを分析したり、アイディアをまとめたり、ものごとのパターンを言語化できたりすることができます。

ここまできて、分析思考を身につけるのはなんだか難しそうとかできなさそうとか思う人もいるかもしれません。

でもご安心ください。今回はだれでもかんたんにできる分析思考の鍛え方をご紹介いたします。

今回の記事はこんな方に向けて作成しております。

  • 分析思考を身につけたい
  • 分析思考を鍛えてみたい
  • アイディアをまとめられるようになりたい

ちなみに私は自動車業界の実験の仕事をしておりますが、データ分析において必ずといっていいほど分析思考を使用します。

はじめは、分析思考がないがゆえに分析結果に対して論理性に欠けたり、説明に自信がなかったりしました。

しかし、分析思考を鍛えることによって論理性に欠けたり説明に自信がなくなることはほとんどありません。

そのときに使った分析思考のトレーニング方法です。

それではいってみましょう!

分析思考の鍛え方の結論:スゲ~ヤベ~思考を繰り返す

分析思考を鍛えるにはものごとをすべてスゲ~、ヤベ~で思考を繰り返すことです。

これだけみて一瞬「何いってんだこいつ」「頭悪いのか?」とか思った人がいるかもしれません。

しかし、とても重要なことなのです。

もう少し噛み砕いて説明するとこのようになります。

  1. ものごとをスゲ~もしくはヤベ~と口に出してみる
  2. スゲ~、ヤベ~と思ったものごとのを説明をする

つまり、スゲ~、ヤベ~の感情を理論的に説明することが分析思考を鍛える第一歩なのです。

では、この鍛え方についてもう少しだけ解説します。

分析思考の鍛え方その1:ものごとをスゲ~、ヤベ~と口に出していってみる

まずは、ものごとをスゲ~とかヤベ~とかいってみましょう。

恥ずかしければ、「これいいね!」「素晴らしいね!!」「最高だね!!!」でも構いません。

要するに、ものごとを承認する言葉であればなんでも結構です。

たとえば、「中田敦彦さんってスゲ~な!」「PROGRESSってヤベ~な」「スターバックスってスゲ~な!」「鍵付きTwitterって最高だな!」みたいな感じです。

とにかく、生活で見るもの、聞くもの、感じるものに対して承認していくことが大切なのです。

なぜ、ものごとの承認が大切なのかというと、その反対は否認や拒否となります。つまり存在そのもののを認めないために、思考停止になってしまいます。

なので、まずはものごとを承認する。それを口に出してみることが思考するための第一歩なのです。

分析思考の鍛え方その2:スゲ~、ヤベ~と思ったものごとの説明をする

次にスゲ~、ヤベ~と思ったものごとに対してなぜすごいのか、なぜヤベ~のかについて説明してみましょう。

たとえば、「スターバックスがスゲ~」という点でなぜスゲ~のかを考えていきます。

すると「接客が丁寧でいい」「サービスの提供が優れている」「wifiが常時使える」「おかわりが安くできる」「カフェインを少なくできる」「ストローが紙でできている」「居心地がいい」とかなんでも良いです。

要はスゲ~と思ったことやヤベ~と思ったことをなんでも挙げていくのです。

その上で、スゲ~、ヤベ~と思ったことに対してさらになんでそこがスゲ~と思ったのかを深掘りしていくことが重要です。

「スターバックス」の例でいうと、なぜ「接客が丁寧でいい」と思ったのか、なぜ「サービスの提供が優れているのか」などを考えることです。

具体的には「スターバックスはスゲ~」➡︎「なぜなら接客が丁寧だから」➡︎「なぜなら従業員がいつも明るく笑顔で接客しているから」➡︎「従業員のマニュアルや教育の仕方に力を入れている」みたいな感じです。

つねにものごとをなぜで考えることで分析思考を鍛えることができます。

ここで、なぜスゲ~ヤベ~を口に出してから、そのものごとに対してなぜを考えなければいけないのでしょうか?

答えはこの方法が認知的不協和を利用したテクニックだからです。

認知的不協和とは、自分の思考と行動が一致しなかったときに、その不安を解消するために、行動ではなく、思考を変えることで正当化しようとする心理学の理論です。

たとえば、ダイエットをすれば体は痩せると思ったときに、ご飯をたくさん食べてしまったとしましょう。

このとき、ダイエットするという思考とご飯をたくさん食べるという行動に矛盾が生じます。

すると、ご飯をたくさん食べるという行動を正当化するために、ご飯をたくさん食べることはダイエットと無関係だと考えます。これが認知的不協和です。

では、認知的不協和をスゲ~ヤベ~思考に置き換えるとどうなるでしょうか?

スゲ~と思わなかったことに対して、スゲ~という➡︎スゲ~といってしまったがゆえにスゲ~といったものごとに対してスゲ~と思考する➡︎スゲ~と思った理由を考える。

こうすることで認知的不協和を解消するために思考をうながすのがスゲ~ヤベ~思考の本質です。

分析思考の鍛え方:まとめ

いかがでしたでしょうか?以下分析思考の鍛え方についてまとめます。

  • 分析思考を鍛える方法はスゲ~ヤベ~の思考を繰り返すこと
  • 具体的には、ものごとをスゲ~やヤベ~などの承認する言葉を口に出して、なぜすごいのかなぜやばいのかの説明を繰り返し行うこと

最後に、このスゲ~ヤベ~思考は繰り返してやってみることをおすすめします。

分析思考は一朝一夕で身につくものではありません。しかし、一度身についてしまえば必ずできるようになる思考法でもあります。

要は分析思考のクセを身につけるためのトレーニング方法がスゲ~ヤベ~思考なのです。

はじめは、もちろん難しいのかもしれません。なんでスゲ~のかなんでヤベ~のかを考えるのがめんどくさくなるかもしれません。当然勉強も必要になります。

しかし、それを考えれば考えるほど自分の中で理論ができたり、公式ができたり、哲学ができたりします。そのときの爽快感は格別なものになります。

なので、ぜひスゲ~ヤベ~思考で生活してみながら、分析思考を鍛えてみてください。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

執筆者 | 21/03/27 (土) | コラム


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