私の好きな短歌に西行法師の歌ったこのような和歌がある。
「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」
古来より日本人にとって特別な花である桜。
春の訪れの象徴。出会いと別れの季節。
桜の季節は一年で一番エモい季節と言えるかもしれない。
また、桜の名所は古戦場が多いとも言われている。
近年整備された公園や河原の土手ではなく、奈良の吉野や東京の上野公園などの事だ。
国文学者の柳田国男氏によると、古来、桜と名のつく地名のところは、死体捨て場だったそうだ。
また、梶井基次郎の『桜の樹の下には』という短篇小説で
「桜の木の下には屍体が埋まっているから美しい」
という表現があり、このイメージが強くなったとも言われている。
桜の木は春になると、死者の魂を咲かせ、はらはらと散っていく。
その潔さもこの世のものとは思えぬ美しさを際立たせる要因だろう。
特に夜桜は妖艶に青光りし、現世とは違う世界に迷い込んだ気分にさせてくれる。
まあ、そのような文学的感性などなくても花見シーズンになれば宴会がしたくなるものだ。
それは既に日本人のDNAに刻み込まれているのではないだろうか?
新型コロナの影響でたくさんの制限があり、フラストレーションが溜まりに溜まっているのにも関わらず、宴会が出来ない…
そのような人々に、是非オンラインお花見イベントに参加して頂きたいと思う。
昨日、第一回目が実施されたのだが、大盛況と言っていい盛り上がりだった。
私達の拙い手作りイベントにご参加頂いた皆様、ご協力、ご助言頂いた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
イベントはまだ4/3、4/10の2回実施されます。
今からでもまだ間に合います!
オンラインお花見イベントなるものを一度体験して頂けないでしょうか?
皆さんともっと繋がりたい。PROGRESSを楽しみたい。いや、ただただ、楽しく宴会がしたいんや!
もっともっと盛り上げたい。
桜の季節。
ちょっと現世から離脱してみませんか?
イベント参加チケットはこちらから