私は“無痛分娩が大好き”というわけではない。産婦人科と麻酔科の両方のキャリアを歩んだがために、たまたま無痛分娩が得意になっただけの医師である。

2017年に無痛分娩の事故報道が相次ぎ、無痛分娩の安全性を向上させることが社会課題となった。ビジネススクールに通っていた私は、気づいたら起業していた。「ビジネスというツールを使って社会課題を解決する」というMBA流の価値観にかぶれていたのだろう。さらに困ったことに、これは自分にしかできないと根拠もなく信じていた。大学教授や業界の権威でもないただの医者。しかも、無痛分娩コンサルタントなどという仕事を勝手に作った歌舞伎者。医学界は閉鎖的で封建的であることは想像に容易い。当然、さまざまな嫌がらせを受けることになったが、私は権力に抗いながら少しずつ結果を出していった。

時は流れ、2019年3月にビジネススクールを卒業した私は、可処分時間が増え、YouTubeで情報を収集するようになった。このとき、YouTube大学に出会う。人前で話す仕事の私は、中田さんの魅力に引き込まれていった。「無痛分娩大学院」というYouTube番組を始めたのもそれが理由。一方、オンラインサロンというものが気になり始めたのもこの頃だった。そして、ようやく2021年にプログレスに入会した。

プログレスでは、たくさんのメンバーたちの貢献を眩しく感じていた。あまりコミットできていない私は、正直歯がゆい気持ちもあった。それでも、毎日のHRは欠かさずアーカイブした。権力に抗い、自分の信念を貫き通す。中田さんの生き様は、私のエネルギー源であり座標軸。そんな中、スポンサーという貢献が用意されたのだ。宣伝効果はほぼないだろう。しかし、まだ会社の創業時から、この“中田敦彦という男”を支援していたという事実が、会社が成長した未来に必ず誇りになるはずだ。今後もスポンサーを続けることができるように爆速で駆け抜けよう。

あれ?俺、超プログレスしてんじゃん♡


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