progressと私

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

 いつの頃からか、同じような毎日に辟易していた僕は、中田さんの喋りにエネルギーをもらっていた。

 大騒ぎして、大立ち回りする姿に憧れていたのかもしれない。

 そんな日々を過ごしていたある日の HR。

 その日を境に僕は祭りに魅了されることになる。

 「全てはごっこから始まる。最初はごっこ遊びでも続けていけば、いつか本当になる。だから中田来日劇団も本気でやってみたい。」

 中田さんのこの言葉に心惹かれて、僕は祭りに参加した。そこで熱狂を初体験した。

 SPや秘書に成りきるなんて振り返ってみても謎の遊びに興じていたと思う。

 滑稽な話だと笑う人もいるかもしれない。自分自身、なぜ、あんなにも夢中だったのかは今もわからない。

 確かなことは、何ともいえない充足感で満たされたという実感だけだった。

 当時の僕はこの気持ちをもう一度味わいたいと、可能な限り祭りに参加し続けた。

 cvl の試着会、中田敦彦独演会、メモリーズの絵柄作り、番組観覧。

 参加する度に同じ充足感を味わった。

 目の奥に炎が戻ったような気がして、たまらなく嬉しかった。

 「これだよ、これ」

 僕はこの感覚をずっと探していたのかもしれない。

 そして、あらゆることを祭りのように楽しむことが出来れば、必ず人生は面白くなるだろう。

 そんな風に思った。

 「人生は祭りだ」

 斜に構えるのはもったいない。

 僕はこの言葉が大好きになった。

 この気持ちを思い出させてくれたprogressに入学できて本当に良かった。

 だからこそ中田さんには悪いけど、1日でも長くprogressを続けてほしいと思っている。

 もし、progressが世界一のコミュニティになるとするならば、そのとき僕は、胸を張って世界一のコミュニティのメンバーだと言いたいし、そうありたいとも願っている。

 そして、いつか本当にそうなったとき、最高の祭りが行われているはずなので、僕はその中心で大騒ぎしたい。そんな風に思っている。


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