progressとわたし

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

<人と人が繋がるコミュニティは人生を豊かにする>

これは僕の持論であり、人生を懸けて取り組むテーマである。

そんなコミュニティの作り方、そしてその魅力を自分自身が体感するために入会したのがprogressだ。

僕がコミュニティに対して人一倍こだわりを持つキッカケとなった出来事がある。

「所詮、駒澤大学なんてこの程度だよな」

大学入学初日、クラスメイトから吐き捨てるように言われた言葉だ。

どうやらその子は、有名な進学校出身ながら、目標としていた大学に進学できなかったらしい。
絶望に打ちひしがれていたのだ。

「スポーツの魅力を多くの人に届ける仕事がしたい。そのために大学へ進学したい!」

母子家庭の4人姉弟。出来れば就職して欲しいという母の想いを押し切り、何とか大学への進学を認めてもらった僕にとって、自分のコミュニティを腐すような発言にショックを受けたことを覚えている。

だからこそ、同じ志を持つ仲間がいるコミュニティは最高に楽しかった。

大学時代は学生スポーツ新聞部の活動に加え、スポーツビジネススクールに通い、安い酒を酌み交わしながら「将来一緒に業界を盛り上げよう!」と誓い合った仲間とは、卒業し10年以上経った今でも切磋琢磨するライバルだ。

※当時の名刺

そんな人との繋がりを作ってくれたコミュニティが大好きで、そのままスクールを運営している会社に就職。
受講生だった僕は、サービス責任者になった。

しかし、そのコミュニティは既に消滅している。

パンデミックの影響により親会社の経営が悪化。
選択と集中を理由に事業撤退が決まったのだ。

大好きなコミュニティを失い、その後、転職した先でも仕事が上手くいかず、喪失感が拭えないまま過ごす日々。

そんなタイミングで聞こえてきたのが、圧倒的熱量を持った叫び声だ。

「終わらない学園」
「人は何者にでもなれる。いつからでも。」

僕はもうコミュニティを失うことはないだろう。

中田敦彦が在る限り。


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