先日「G3の知恵袋」でお話したこと
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↑時間が足りなくて伝えていなかった事を書きます
WM(ワーキングメモリー)とは
意識したり目的を持ったりして情報を処理する能力のこと
・情報に優先順位をつける(処理する順番を決められる)
・重要なものごとに集中する(今不要なものは無視できる)
・ものごとを素早く考える(臨機応変な力)
・賢くリスクを冒す(暴走せずにブレーキをかけられる)
・勉強や作業をスムーズに進める(集中や効率)
・個人的な判断を下す(好き嫌い等)
・新たな環境に適応する(違う観点から物事をみられる)
・モチベーションを維持し、長期的目標を達成する(実現力)
・切迫した状況でもポジティブでいられる(感情のコントロール)
・自分のモラルに従える(誘惑に負けにくい)
・優れたスポーツ選手になる(素早い判断力)
WMとIQの違い
IQは知っていることで、WMは知っていることを利用してできること。
WMは生涯年収の高低に比例していますが、IQは比例していません。
物忘れ、ど忘れは老化でも何でもなく、WMの問題がほとんど。
WMがうまく機能しなくなる原因
・情報過多に陥る
・目前(短期的に得られる満足感)の誘惑
・時間に追われる
・プレッシャー等のストレス
・痛み
・恋愛(男の子)
・電子ゲーム、喫煙、過食(依存性の高い快楽)
幼児期のWMは測ることが難しいため、下記の症状から推察します。
WMがうまく機能していないと現れる症状
・落ち着きがなく衝動的
・心が不安定(感情のコントロールがうまくできない)
・新しい環境への適応ができない
・自己否定感を持つ
・自己選択ができない(正誤を気にしすぎる、個人的な価値が乏しい)
・最後までできない(意志の弱さ)
・視覚判断と身体反応が合わない
・感情が暴走する(楽しいテンションが続く、怒りが続く等)
・目前の誘惑から切り替えがしにくい
これらの症状を改善したりWMを成長させたりする関わり方、WMを弱めない習慣があります。
WMが使われるときは、意識したり目的を持ったりして行動をするときです。
そのためには、細かいことを多く否定せずにのびのびさせる事で、好奇心や欲求を育て、子供自身の欲求の伴う目的を持った行動を増やしましょう。
また、ちがう物を見立ててゴッコ遊びをするのもWMを鍛えます。
本の読み聞かせや音読をさせるのは良いが、新しいストーリー(長期記憶に入っていないもの)でなければいけなく、読み聞かせた後に本について質問の会話をして鍛えます。
長時間のTV視聴は良くありません。
WMを弱めないために睡眠時間をしっかりとりましょう。
・幼 児 12~14時間
・園 児 11~13時間
・児 童 10~11時間
・中高生 8.5~9.25時間
・成人 7~9時間
眠ることで優先順位の低いものはWMから消えてくれます。
WMに良い食べ物と飲み物を摂りましょう。
・オメガ3系の油(欠乏すると皮膚炎が発症しやすい)
αリノレン酸として、亜麻仁油、えごま油、しそ油
※ 熱に弱いので、フライパン等で火にかけては無意味です
※ 亜麻仁油を使ったマヨネーズやドレッシングも出ています
※ ソフトカプセルのサプリもあります
・脂肪分の少ない赤身の肉(カルニチン、ビタミンB12含む)
サーロイン、ランプ肉、モモ肉、鹿肉等
・脂肪分の多い魚(EPA・DHA含む)
サバ、アジ、サケ、イワシ、サンマ、ハマチ、ブリ、マグロ
ニシン、ウナギ、アユ等の青魚
・緑黄色野菜
カボチャ、ニンジン、ブロッコリー、パプリカ、ほうれん草
トマト、アスパラガス、インゲンマメ、サヤエンドウ、オクラ
小松菜、春菊、チンゲンサイ、ササゲ等
・ベリー類(フラボノイド含む)
ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー等
・乳製品
牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリーム等
・緑茶、紅茶、赤ワイン
・その他
プラム(生)
ハーブ類や各種スパイス
ダークチョコレート(カカオ70%以上)
エッセンシャルオイル等でもWMを刺激するものがあります。
・ローズマリー
・ペパーミント
pgTVの「G3の知恵袋」でお話したことも含め、
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