執筆者 福田 萌 | 10月 23, 2021 | コラム
私はおじさんの好きになるものが好きだ。 ラーメン、野球、お酒…。 もしも私がおじさんだったら、知らない街のディープな居酒屋や定食屋にフラッと一人で立ち寄ってみたい。そこで瓶ビールを注文して手酌でコップに注ぐ。スポーツ新聞や週刊誌に目を通しながら、店内テレビで流れている「アッコにおまかせ」や「ミヤネ屋」を横目に「チッ。くだらねーな」とぼやいてみたい。 もしもおばさんの私がそのような行動をしたら、「あの人ちょっとやばい人だから近寄るのはよそうかな」「あのお客さんなんか怖いから早く帰って欲しいな」と思われるに違いない。あるいは、もし...