執筆者 Kazuya Hirata | 11月 16, 2022 | コラムコンテスト
ここ1年以上教授とまともに話したことはない。これが私の現状である。この研究室に入った2020年はこんな関係ではなかった。この教授は2020年から新しく教授として赴任してきた方で、私は研究室の立ち上げを行う初期のメンバーだった。当初はお互い気を使いながらも雑談を通じて頻繁にコミュニケーションをとっていた。この良好な関係が変化し始めたのは半年後で、コロナ感染症による学校閉鎖に伴い装置の搬入が大幅に遅れ実験が始められたのは10月になった。11月に中間報告があり何かしらの成果を出さなければという思いと奨学金返還免除のためにも早く結果を出したい...