返書

返書

蝉の鳴き声で目が覚める、日本らしい8月の朝だった。珍しい人から一通のDMがきていて、開いた私はギョッとした。「オリーは、美しいものが好きだと思うの」は?「恋愛に男女の性別は関係ありますか?」・・・百合か?朝から百合のお誘いなのか?私はできるだけ丁寧に言葉を選んで返信した。っていうかこれ、運営案件じゃん?「おはようございます。そうですね、確かに美しいものはそれだけで愛するに値します。しかしながら私、現在年下の『男性』といい感じになっております」誠意を込めてしっかりめにお断りしたつもりだった。ところがそれに対する返事にまた度肝を抜かれた。...