こんにちは!
森 舞(まい)と申します!
現在、仕事で日々オウンドメディアの記事を書いたり、SNS集客用の記事を作成したりしています。
仕事で得たスキルを生かせるかもと思い、書籍要約キャラクターチャンネルのスクリプターに立候補させていただきました。
以下、本要約サンプルを作成したので、紹介させていただきます。
子どもの「集中力のなさ」に悩んでいるママは多い
今回は『ちゃんと集中できる子の脳は10歳までに決まる』という本を紹介します!
お子さんが集中できなくて困っているママってけっこういますよねー。
特に、小学校に入って勉強が始まると、
「宿題をダラダラやっている」
「勉強をはじめてもすぐにどこか上の空」
なんて姿が気になるママは多いと思います。
そんな方に向けて、今回は「子どもを集中力のある子にしていくための方法」を教えてくれる本を紹介します。
集中力を高めると、素晴らしいパフォーマンスにつながります。
勉強であれば思った以上にはかどり、スポーツであれば、劇的な勝ち方ができるんです。
この本の著者である「林成之氏」は、脳医学者で、北京オリンピックの競泳日本代表チームに、脳科学的戦略をアドバイスしていた方です。
その結果、あの北島康介選手をはじめとする、数々の選手が試合に強くなり、メダルを獲得したという実績をお持ちです。
また、アスリートだけでなく、普通の学生や受験生からも支持され、勉強の集中力を上げることにも貢献されています。
でも、この本のタイトルは『ちゃんと集中できる子の脳は10歳までに決まる』
そのため、「うちの子もう手遅れだわ。」って思う人もいるかもしれません。
でも大丈夫!
育脳に手遅れはありません。いくつになっても鍛えられるんです。
実際、この本の中では、
「勉強するまでに、すごく時間がかかっていた9歳の男の子が、あるきっかけで勉強に集中できるようになった!」というエピソードや、
「偏差値30ぐらいの大学受験生を3ヶ月で優等生に変えた!」というエピソードが紹介されています。
集中力があるとこんな良いことがある
でも、「集中力って、あると良さそうだけど、そこまで大切?」と思う方もいますよね。
集中力は、今の時代まさに重要な力なんです!
その理由は、「集中力があるとできるようになること」をピックアップすると分かります。
①じっくり考える力が身につく
②くり返し考えて、内容を高める思考力が身につく
③最後までやり切る力が身につく
④本番に強くなる
これってすべて、「成功するための力」だと思いませんか?
特に、最近では、社会が変化するスピードがどんどん速くなっています。
この社会で生き抜くには、「失敗してもくじけず、くり返し深く考え、最後までやりきる」という能力がますます重要になってきています。
そうしないと、なかなか世の中に「新しい価値を生む」というのは難しいですよね。
そのため、「子どもに集中力をつけてあげること」は、将来に向けてとても大切なことなのです。
ところで、集中力って何?
ところでそこのあなた、「集中力って何?」と聞かれたら、すんなり答えられるでしょうか?
なかなか、パっと答えられる人は少ないですよね。
集中力とは、「最後までやってやる!という気持ちを持ち続けて、損得を考えずに全力投球できる力」のことです。
つまり、「気持ちの力」なんです!
集中力を発揮する原動力となるのは、「好きだ!おもしろい!」という気持ちです。
逆に、「嫌いだ。つまらない。」と思うと、集中力は一気になくなります。
実は、「好きだ!おもしろい!」と思うと、脳の機能がとてもよく働き、「嫌い」「つまらない」と思うと、忘れてもいい情報として処理されてしまうんです!
テスト前、「いやだなー、しんどいなー。」と思いながら勉強していた人、多くないですか?
このとき、本人はなんとか覚えようとしているのに、脳は「忘れてもいい情報」として処理していくという、とんでもない状態だったんですね。
逆に、「好き!おもしろい!」と思った情報は、脳の前頭前野という場所で、「理解や判断が進む」仕組みになっています。
その後、前頭前野から脳の自己報酬神経群に情報が送られ、「やる気・意欲」が生まれ、「自ら進んでそれをやる」という仕組みになっているのです。
そのため、集中して何かに取り組むには、「好き!おもしろい!」と思うことがとても大切なんです。
勉強・スポーツに集中するようになる方法
でも、子どもって、自分が好きな遊びには、すごく集中して何時間でもやることがありますが、宿題・勉強となると一気にやる気をなくしますよね。
ひたすら絵を描いている
ひたすらレゴブロックで遊んでいる
でも宿題は「あとでやる」ばっかり
習い事でサッカーを始めたけど、「行くの嫌だなー」と言うようになった
なんてことは、よくある光景ではないでしょうか。
でも、やっぱり勉強やスポーツにも集中して取り組んで、将来の可能性を広げてほしいですよね。
そこで、ここからは、「子どもが勉強やスポーツなど、いろんなことに集中できるようになる方法」について紹介していきます!
0~3歳で早期教育をするのは逆効果
勉強でもスポーツでも100%の集中力を発揮するには、「脳の発達段階に合わせた子育て」をすることがポイントです!
まずは、0~3歳。
この時期は、脳神経細胞がどんどん増えていく時期です。
「脳神経細胞がどんどん増えていくってことは、その時期から早期教育したらいいんじゃないの?」って思う人もいますよね。
でも、脳神経細胞は増えていても、それをつなぐ「情報伝達回路」は作られる前なんです。
この時期の詰込み教育は脳に負担をかけるだけ。
この時期に、集中力を育てたいからと言って、早期教育を無理やりやらせることは逆効果です!
じゃあ、「3歳までは何もしなくてもいいの?」って思うかもしれませんが、そうではありません。
実は、脳細胞には、生まれた時から持っている3つの本能があります。
それは、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」。
脳細胞がどんどん増え続けているこの時期には、この3つの本能を磨いていきましょう。
本能を磨く方法について、3つ紹介します。
1つ目は、親が十分に愛情を注いで、「生きたい」から生まれてくる「愛されたい、認められたい」という気持ちを満たしてあげましょう。
抱きしめる、手を繋ぐ、ほっぺを近づけるなど、体ぜんぶを使ってスキンシップすると、赤ちゃんは愛情を感じることができますよ。
2つ目は、夢中になっていることや、興味津々でやっていることは、できるだけ気のすむまでやらせてあげること。
「知りたい!」という本能をきたえ、色んな事に興味をもつことができるようになります。
3つ目は、ママやお友達と競争することを楽しみながら、新しいことに挑戦すること。
「知りたい」「仲間になりたい」という本能を育てることができます。
4歳~10歳は集中力を育てるのに大切な時期
次は、4歳以降の接し方です。
4歳~7歳は増えすぎた脳の神経細胞を間引く時期、8歳~10歳は情報伝達回路の機能が発達していく時期です。
勉強にもスポーツにも集中力を発揮できる子にするには、4歳以降に「良い習慣を身につけること」がとても大切です。
この本には、良い習慣を身につける方法が10個以上のっていたのですが、今回は同じような内容をギュッとまとめて、大事なモノ3個にしぼりました!
では、紹介していきます!
一つ目は、「物事に興味を持つ・感動すること」
集中力を身につけるには、「好きになること、興味を持つこと」がとても大切です。
そのために、親自身が日ごろから「これっておもしろそうだね!」「これすごいよ!」とポジティブなことをたくさん言いましょう。
また、親が率先して楽しんでいる様子を見せましょう。
こうすることで、子どもの中にも「楽しそう!」「好きになれそう!」と物事をポジティブにとらえる習慣が育ちます。
二つ目は、「失敗やできないことも素直に言うこと」
「なんでこんなミスをするの?」「こうすれば良かったのに」と責めるようなことは言わないようにしましょう。
責めるようなことを言うと、「自分を守ろうとする本能」が働いて、言い訳をしたり、隠したりするようになります。
子どもには、「失敗やミスは悪いことではないんだよ。」「次に、何をがんばればいいか分かるから大事なことなんだよ。」と教えましょう。
そうして、「失敗やミスを素直に口にできる子」に育てることが大切です。
脳は、「いつ、何を、どのように」やるかを明確にすることで、よく機能するようになっています。
「何をがんばればいいのか」が分かると、脳は動くようになるのです。
失敗やできなかったことは、「その時点で自分に足りていないことがある」ということ。
なので、次の目標に変えていけばいいのです。
失敗した後は、子供自身が「次はこうしよう。」と考えられるように接することが大切。
そのためには、「どうしてできなかったのかな?次はどうすればいいと思う?」「ママはこうすればいいと思うんだけど、あなたはどう思う?」といった感じで、問いかけるといいですよ。
三つ目は、どんなことも「最後までやり切る習慣をつけること」。
「最後までやり切ること」は、集中力を身につける上で、とても大切です。
それには、「大体できた」「まあ、いっか」で終わらせないことが必要です。
「大体できた」「まあ、いっか」と思ってしまった時点で、脳の一部の機能がそこで停止してしまい、集中力が続かなくなるからです。
また、「あとこれだけやれば終わりだ」「あともう少し」とゴールを意識することでも、集中力はゆるみます。
それを避けるには、「ここからが大事だ!」という意識をもつことが大事です。
子どもが「大体できたよ」と言ったときは、「まだ終わってないのは何?」「最後まで終わらせることが大事だよ」と言葉をかけて、『完璧にやりきるクセ』をつけましょう。
そのために、例えば、「後片付けが最後まできちんとできる子」にしていくことも効果的です。
そして、家族みんなで最後までやりきることを大事にしましょう。
ただし、やり切る習慣を身につけるには、難しい問題に取り組むのは逆効果なんです!
「ちょっと難しいことに挑戦させて、苦手を克服させよう」と思う人がいますが、
「苦手だからこそ、簡単なことをやらせて成功体験を重ねること」が大切なのです。
「どうせできない」と思っている子に、さらに難しいことをさせても、イヤイヤ取り組みます。
「おもしろくない、嫌い」と思いながら取り組むと、脳はあまり機能しないので、ますます苦手意識が高まるという悪循環におちいるんです!
それよりも、子どもが絶対に解ける問題、絶対にできるレベルの課題をやらせる方が、苦手を克服することができます。
脳の仕組みからすると、「やれば必ず毎回満点がとれる!」ぐらいのやさしいレベルで「できた!」「分かった!」をあじわうことが大事なのです。
実際に、著者は、このやり方で偏差値30ぐらいの大学受験生たちを三か月で優等生に変えたことがあります。
この時、著者は、小学校4年生の漢字テストを10問出して、100点がとれるまで帰ってはいけないとし、くり返し解かせるところから始めました。
そして、彼らに、くり返し伝え続けたことがあります。
それは、「君たちは、必ず優等生になるプロジェクトに選ばれた子たちだよ、最後は必ず君たちの出番がくる!」という言葉です。
「あなたができないから、これをやらせるのよ」と言ってしまったら、脳は働かなくなってしまいます。
「これをやることで、すごい力が発揮できるようになって、あなたの出番がくるようになるのよ!」と話すようにしてください。
成功体験を「成功」させるには、子どもを尊敬することも重要なのです。
まとめ
子どもがいろんな事に前向きに取り組み、集中できるようになるには、親のサポートや声かけがとても大切という話をしてきました。
声かけをする時には、1つポイントがあります。
良い習慣を身につけるためには、「ちゃんと習慣にしなさい!」というのはダメ。
親自身も「よい習慣」を一緒に実践していくことが大切なんです。
特に、10歳までの時期は、親も一緒に成長する「共育」という考えで接することが重要です。
「この子は自分で育っていく力がある!」と考え、「自分も一緒に成長していく」と思いながら育てていくことが、わが子が「集中力をはじめとする才能発揮する」ための秘訣です。
ただ、パパやママは、日々忙しい人も多いので、これを全部実践するのは大変ですよね。
なので、今回紹介したことを、いきなり全部やる必要はありません。
できる所から少しずつやっていきましょう。
「勉強ができない」「飽きっぽい」など、欠点ばかりが目についてしまうときもあるかもしれません。
でも、忘れないでください。今の子どもの姿は、発展途上なのです。
できないことが多くても、失敗が多くても、この先どのようにも伸びていけるのが子どもという存在です。
何かに失敗したり、つまずいたりしたときは、「あなたは、絶対やれる子だと思っている」「今は失敗しても、あなたは絶対すごい子になる」といった声がけをしましょう
「最後はやる子だ」と言われれば、「絶対やらなきゃいけない」「自分の力でやってやる」と素直な心でがんばれるのが、子どもなのです。
子どもの力を信じて、無理のない範囲で、できるところから取り組んでいきましょう!
ではまた!
スクリプトを作った感想
スクリプト作成は、最初は少し大変でしたが、ある程度まとまってくると自分の頭の中に全体像が浮かんできて、楽しく進めることができました。
ただ、やっぱりおもしろい要素を入れるのは、なかなか難しかったです。
「もうちょっと比喩など入れれば良かったのかなー」と思ったりもします。
今回の挑戦は、私にとって、とても良い体験になりました。
先日のHRを聞いて、「いつか、中田さんのクリエイティブ集団に入りたい!」と思っています。
そのために、質の良いコンテンツが作成できるよう、少しずつスキルアップしていきたいと思っています。
また、声優&ナレーターとして立候補している方で、もしこちらのスクリプトを使用したいという方がいらっしゃいましたら、ご自由にお使いください。
以上です。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!