Over the window!【9/13】

執筆者 | 21/09/13 (月) | コラム

 閉じた部屋から窓越しに

 どうも、引きこもりコラムニストの最内翔です。
 こちらでは朝のHRでの話題について、引きこもり視点で語っていくコラムです。

今日の話題は
・岸田ビジョンについてのあれこれ
・グループお喋り会やってみます!

 ざっくりとこんな感じでした。
 ここからはHRを聞いた上での著者の感想になります。


 さて、今日のHRのお話なんですが、正直言うと面白く無かったです。
 より正確に言うと中田敦彦さんのトークが楽しくなかったのではなく、紹介されていた岸田さんの立ち回りが気にくわないという意味です。

 大前提として私は岸田ビジョンを読んでもおらず、ほぼ今日のHRでのお話だけでの感想にはなってしまうのですが。
 八方美人と風見鶏は違うのでは? と感じました。
 八方美人は皆に嫌われたくない、風見鶏は「力を持っている人に」嫌われたくない。
 岸田さんが首相になってしまうと、すぐに「ちゅーきょーさまー」って言われそうなので、それだけは嫌だなと感じました。

 ヤバい、批判的な論調になりそうなので切り上げます(
 ということで今回は「嫌われたくない」という思いについて、今回は私自身のことについてお話したいと思います。


 私も元々、非常に

「皆に嫌われていないだろうか」
「皆にどう思われているんだろう」

 そんな目に怯えている人間でした。
 はい、多分、過去形です。

 以前YouTube大学でも取り上げられていた「HSP」、或いは「繊細さん」の気質を持つ人間なのです。
 社交的で人と話すのが好きで、でも一人の充電時間もたっぷりとらないと擦り減っていくHSEです。
 そして常々

「他人にどんな人間だと思われているのだろう」
「こんな人間だと思われたい」
「自分はこうあらなきゃ」

 そう理想の自分を描いて、そう見えるように振る舞い、付き合いが長くなってボロが出るとそのコミュニティーから逃げてきました。
 だから実は私は、初対面の人と話すのは得意なんですが、長期の人付き合いは得意じゃないのです。
 だって、初対面の人なら基本的に笑顔でハキハキ喋ってさえいれば、良い人だって思って貰えるじゃないですか。
 こんなにも責任感とは裏腹に責任を投げ出してしまう欠陥品だなんて、バレずに済むじゃないですか。

 そうやって、最初はうまく馴染めるんです。
 でも時間が経って何か役割を割り当てられて、やがて染みついた逃げ癖が発動して期限を破ったりした瞬間、

「ダメだ、こいつ約束を守れないクズだと思われた」
「出来るのにやらない甘えた野郎だと思われた」

 そう自分自身が思った瞬間、もう駄目なんです。
 いくら皆が「まぁそういうこともあるって」とか「気にしてないよ」ってフォローしてくれたとしても。
 駄目なんです。怖いんです。そのコミュニティーが恐怖に溢れた場所に思えてならないのです。
 皆の言葉が信じられないというより、それ以上に自分自身への不信感が強いんです。

 だから、変な言い方にはなりますけど私は引きこもりになっていますが、特に虐められた経験は無いんですよ。
 むしろ大体のコミュニティーではそこそこ好かれていたんですよ。
 そして虐められたり嫌われハブられる前に、全部。全部逃げてきました。
 高校時代の友人たちからも、大学のサークルでも、バイト先でも、趣味のグループでも、前の職場でも、今住んでいるシェアハウスでも。
 そうやって逃げて引きこもり、新しいコミュニティーに入っては暫く後にフェードアウトをするを繰り返す。

 ただ、先程述べた様に過去形になりつつというか、過去形にしようと努力している所です。

「どう言い繕っても普通の社会人として生きることから逃げた引きこもりの生活保護受給者なのだから」
「お前自身が思い描く理想の自分になんて、到底及びもつかないクズなんだから」
「それを自分自身で認めて、それを周囲にも公開した上で、それでも受け入れてくれるところで生きるしかないだろ」

 そう、自分に言い聞かせて生きています。
 別に生活保護受給者全員がクズだなんて思っても居ませんし言いません。
 働けない理由は色々あって、本当の意味で仕方がない人が大半でしょうから。
 ですが単純な能力自体は健常で障がいもないのに、ただメンタルの弱さだけで逃げた私は、間違いなく褒められた人間ではありません。
 人はいつでも変われる、でも意識的に変えていくには時間がかかって、まずはダメな自分を受け止めなければならない。
 と、まぁ基本的に私が自身のことに関して露悪的で、自罰的な論調になるのはこういった理由です。即ち

「こんなダメ人間だって最初から宣言しておくから、嫌いになるなら最初から近寄らないで」

 そう喧伝している感じです。
 ふむ、しかしこうやってまとめると一番最初嫌われないことから始めていた以前と、嫌われることから始めている現在。
 結局はどう見られているかをある程度コントロールしようとすることで心の安定を保っているという意味では、結局変わらず人目を気にしているのかもしれませんね。
 一応、以前よりかは「自分事」と「他人事」を切り分けて「嫌われる勇気」を持てるようにはなってきているとは思いますが。
 嫌われても仕方ないと割り切れることも増えた一方で、嫌われるのは怖いという思いは消えていないのでしょう。

 そんな私なので、ぶっちゃけPROGRESSでのコミュニティーとの接し方を大分迷っている所なのですよね。
 多分、まぁ色んな人と仲良くなって目立ちにいこうと思えば出来るんですよ。それ自体は大した苦も無く。
 ですがいくらこのPROGRESSという場所が優しい場所だとはいえ、これだけ問題のある自分が受け入れて貰えるのかはやはり「場所や人への信頼より自分への不信が強い」ですし。
 ある程度自分自身が認識されだすと、またボロが出た時に逃げ出しちゃわないかなと。
 それならHRだけROMって、一方通行のコラムくらいの参加が丁度いいのかな、とか迷っている段階です(笑)

 はてさて、今回は自分語りが長くなってしまいましたね(笑)
 いつか、「生きてて楽しい!」と笑顔で言えるように。
 明日もまた、投稿したいと思いますので良かったら是非またお越しください!

執筆者 | 21/09/13 (月) | コラム


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