強さとは? 優しさとは? 強くて優しいとは?

執筆者 | 21/09/22 (水) | コラム

「強くて優しいとは?」

この問いをいつも抱きながらPROGRESSを歩んでいます。
そして、僕自身はどちらかというと優しい人間です。
強くはありません。

ですが、強くなろうとこの1年働きかけてきた自負があります。

これは僕は一年半PROGRESSに関わってきた中で、
強さとは何なのか? 優しさとは何なのか?
そして、強くて優しいとは何なのか?についての一つの仮説にたどり着いたところを
ここに記したいと思います。

強くて優しいとは?

まず今回僕は「強い」、「優しい」をこう定義づけしようと思います。
強いとは、自分を尊重できる状態の人
優しいとは、他人を尊重できる状態の人

今回はここにフォーカスを当てます。
「強い=結果を求めること」「優しい=過程を認めること」
のような定義づけもできますがそれはまた別のお話、、、

では結論として今回の定義づけをした中での「強くて優しい」とはなんなのかですが、

それは

「自分自身を尊重しつつ、他人も尊重できる人のこと」です。

これはまさしく調和の秤

自分と他人の優先度をバランスよく調和をとることができる

それが強くて優しいという状態なのだと感じるわけです。

どうでしょうか?
難しいでしょうか?
では具体的に各サイドから見ていきたいと思います。

 

強い人が優しくなるには?

強い人は自分を尊重できます。
自己肯定感が高く、自身の正義を押し通す力があります。
ですが、自身の正義を押し通すがあまり、他人を傷つける場合があるのです。

例えるならば、ご飯が食べられなくて泣いているカバオくんに対して
「何故食糧を自分で手に入れる努力をしないんだ、アンパンをもらおうとするな!!
まずは小麦と小豆を栽培し、調理し、自分の力でアンパンを作れよ!! それを食え!!!」
こんな風にいってしまっては、カバオ君は咽び泣いてしまうわけです。

じゃあ何が大事なのか?
他者の尊重です。

「カバオ君、僕は君にアンパンをあげることのできる人間だ
君はアンパンマンになれないと咽び泣く必要はないんだよ
君はバイキンマンが悪さをしているところを見つけることができる
それは立派な才能だ。
そしてそれを僕やジャムおじさんに伝えてくれる力がある。それに胸を張って暮らしてくれ」と

互いの才能や役割を切り分け、しっかりとその人の良い所を伝えて自信を持たせる
それが強い人ができる他者への尊重であり、優しさであると僕は思います。

では優しい人が強くなる時はどうなのでしょうか?

優しい人が強くなるには?

優しい人は滅私奉公しすぎて、自分の正義をおろそかにしてしまいます。
みんなの笑顔や、意見を大事にするがあまり、自身の幸せを後回しにしてしまう。

例えるならば、カバオ君にアンパンを分け与えすぎて顔面がなくなっちゃうことが多いということです。
「いやいや、あんた顔なくなってもうてますやん」と食パンマンが関西弁を喋る勢いの仰天行動なのです。

ではどうすればいいのか?
自分の尊重です。

「カバオ君、お腹すいてるんだね、僕はひとちぎりなら助けられるよ それ以上はごめん
それ以上は僕がしんどくなっちゃうから」とちゃんと言うことが強さです。

もっと自分の幸せを優先させましょう。

強くて優しいのポイント

どちらも共通しているのは、他者と自分との調和をどう取るか?によって強くて優しい人になれると僕は思っています。
ポイントは「あからさま」です。

強い人は自分と他人を切り分けすぎてしまって、自分の行動がどれだけ人に影響を及ぼしているか把握する必要があります。
もうちょっと「自分と他人のつながりを意識すること」が大事になります。
また、自分と他人を切り分けすぎると自身の意見を通す時に知らず知らずのうちに人を傷つけている可能性があるので
「決してあなたを否定しているわけではない、あなたの意見もあっていいし、僕の意見もあっていい」
のような、自分の画面に必ず※個人的見解です。としっかり見せることが大事です。
とにかくあからさまに、僕の意見は僕の意見、あなたの意見はあなたの意見だから、僕とあなたが違うことを認めるよー!
と大前提のことを常にあからさまに説明することがポイントです。

優しい人は他者に影響を受けすぎて自分を見失いがちです。
だから、優しい人に関しては「うちはうち! よそはよそ!」の精神を意識することが大事になります。
しっかり切り分ける必要があるんですね。
そうしないと呼吸するだけで自分と他人を同じものだと見てしまって、比較して自己肯定感を落としてしまいます。
他者は比較対象ではなくて、参考資料でしかないんですよね。 それを比較対象にしてしまうからしんどくなってしまう。
なので、「自分ファースト」「自分の幸せを最優先」「うちはうち! よそはよそ!」とATフィールドを一枚ほどつくることがポイントです。

 

おわりに

いかがだったでしょうか?

僕自身、どちらかというと優しい部類の人間で、強くあろうと思っています。
なぜならば、
優しい人が強くならなければ、優しい人の本当の叫びは誰も拾ってくれないし、
強い人が優しくならなければ、強い人は理解されずに孤独になってしまう
強くて優しくあろうとすることは、人が人として社会で生きようとする意欲の表れなのだと感じるのです。

これは僕の仮説で、「強い」「優しい」の概念は人それぞれです。
これが今の僕なりに感じることです。

そしてまた、あなたにもあなたなりの概念があって、それも尊重したいと思っています。
それぞれがそれぞれに強く、優しくあろうとしている。
そんな気持ちがこの社会を作っているのでないかと感じるのです。

執筆者 | 21/09/22 (水) | コラム


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