自己肯定感について考えてみる①わたしの場合

執筆者 | 21/09/22 (水) | コラム

こんにちは!2020年6月入会の鍵内奈緒です。PGに入会してHRを聞いたりTwitterでのつぶやきを見たりするにつけ「自己肯定感」について考えることが多くなりました。(HRでもよく話題になりますよね)

現時点での謎と分かったこと。

謎:なぜどう見ても能力値の高い人たちが自己肯定感を持てずにむせび泣いているのだろう

分かったこと:自分は自己肯定感が割と高いほうであること(相対的に考えて凡人であるにもかかわらず…)

この部分を自分なりに少し言語化して掘ってみたいと思い、初めてコラムを書いてみることにしました。何回かに分けて深彫りしていければと思いますので、もしお時間あったらご一読いただき、さらにお時間有り余っておりましたらご意見などいただけたら嬉しいです。

今回は自己開示を含め自身がなぜ自己肯定感が高めなのか考えてみます。

自己肯定感の変遷

幼児期-児童期

私は幼い頃、4月生まれということ貧困層が多い地域育ちということもあり、割と周りよりもしっかりしている子供でした。学習面では比較的出来るほうだったかと思います。また大人の顔色を読むのがなぜか身についていた子供で先生やお友達の保護者からの信頼度は高かった気がします。

といっても、かけっこや音楽は苦手だったしリーダタイプでもないしお勉強が少しだけできる普通の子だったのですが、あまり物怖じはしていなかった記憶があります。そのためクラスメイトで簡単なテストができない子に対して、「何でできないの?」的な発言を悪気なくしてしまう面もありました。(我がごとながら子供は残酷。。。)

中学-高校

我が家は下の上くらいのド庶民なのですが、母の期待を受け中学は受験をして私立の女子中高に進学しました。入学してみてビックリ!何とまあ皆育ちの良いお嬢様。。。そして勉強もできる。。。

井の中の蛙だったことを入学してすぐに確信した私は、プシューと自信をなくしていき、すっかり内気な子になってしまいました。まあ年齢的にも思春期で一番周りが気になって自己否定をしがちな時期ではあるのですが。。。完全に陰キャだったと思います。

家庭においてはうちの母は良い人なのですが、あえてネガティブなことを言うタイプ(本心でなくても)だったし父は変人(良くない意味で)なため、ますます自己肯定感はダダ下がり。だって誰も褒めてくれないんだもん!むしろ父からは人格否定される始末だし!!

中学生の時自分の夢について語った時も「いや無理でしょww」と茶化されて以来、親には相談は二度としない、と決めています(今もなお)

でも、なぜか心の奥底に「そう言われても自分は色々できるはず・・・」という謎の気持ちがありました。

高校生の時に学校に内緒でアルバイトを始め(バイト禁止の学校でした)仕事ぶりを評価してもらったり、大学受験についても親には一切相談せず、予算だけ出してもらって予備校から受験校まで自分で全部計画して死ぬ気で勉強したり、とひとつひとつ自分で「自分はやればある程度できる子なんだ」という実績を少しずつ積み上げて自分で自分をほめてあげてました。

そのころは意識していませんでしたが自己肯定感の基礎を固めていった時期だったのかなと今となると思います。

大学-社会人

大学に入学し、パーっと目の前が開けた気がしました。学費は一部出してもらってはいるけれどアルバイトである程度経済的に自立でき、自分の好きなことを自分の責任で出来ることに喜びを感じていました。

とはいえ、若さの勢いで色々チャレンジしては失敗し、結果、たいして何の成果も残さず楽しいだけの学生生活終盤、氷河期の就職で就活失敗、さらには初めて本気で好きになった彼氏に振られるというダブルパンチの挫折をかましてしまうという。。

しかししばらくどん底に落ち込みまくった後、生きる力がふつふつと湧き出し、「それなら好きなことやってやらあ」と新卒で滑り込んだブラック企業を1年で辞め、海外留学・海外放浪していた20代。

こんな風に書いていると大分しくじった人生を歩んでいるなあと苦笑いしてしまうのですが、周りから特別に評価されなくても、そうやって前に進んでいく自分が「結構やるじゃん」と自分自身で思えていました。

20代中盤の頃、ある占い師の方に「あなたは自分が好き?」と聞かれ、即答で「はい」と答えた自分に少しびっくりしました。

「自分を好きならあなたは大丈夫。意外と即答できる人多くないのよ」と言われたことがいまだに心に残っています。

ありのままの自分を好きになる

色々思い返してみて、自分の自己肯定感は自分自身の気持ちに対して向き合った結果少しずつ積みあがってきたものなのかな、と思います。親から褒められなかったのは逆にゆるぎない自分自身を作り上げるのに良かったのかもしれない、と思ったり。

30代になる頃から自分について良い面も悪い面も受け止められるようになり、周りの声があまり気にならなくなりました。もちろん落ち込むこととか、少しの嫉妬の感情は浮かんでくるのですが頭を悩ます前に忘れてしまうレベルで、生きるのが本当に楽になった気がします。

と、自分自身に対してはそんな振り返りなのですが、うーーーん、これはあくまで私個人の話。本来持っている性格的な部分も強いのかもしれません。。またもう少し考えを深めていきたいなあと思います。


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