人間の体について勉強するのは楽しいです。しかし、中には生々しく血、骨や死体等の表現があり、少し苦手意識のある部分もありました。
そもそも、死体は人間であることは変わりないのに、なぜ、少し気味の悪い印象を持つようになるのでしょうか?生きている人間には気味の悪い印象を抱かないのにです。少し不思議に思いました、、
医療は非科学的な歴史が長い。
過去の医療の歴史を見ていると、非科学的な部分が多く驚きました。
例えば、元気の良いホルモンの多い動物の血液を人間に輸血することで、人間の活力も上がると信じた人の事例がありました。
今の知識からすると、動物の血液なんて入れたら感染症等の不安で怖くてできません。しかし、当時の知識水準だと、意外と妥当な選択肢だったのかもしれないなと考えながら読んでいました。しかし、意外にも人間は無謀な事をしても死なないもんだなと不思議に思っていました。
人間の体は死なないようにできている。
人間の体は死なないようにできているという部分が印象に残りました。体の構造を説明した後に、高い所から落下し、その後の人生で爆発の巻き添えに巻き込まれたり、硫酸が顔にかかっても65歳まで行き人の話しがありました。タイトル通り、思ったより人間はしぶとく生き残るものだなと関心しました。
そもそも、進化の過程で少しでも長く生き残るために改善を加えてきたので、死なないようにできているのだと感じました。
毎日、ほぼ無意識に近い形で動かしている体について、改めて考えるキッカケになりました。当たり前に行っていることの異常さに気付くことが読書の醍醐味だと感じています。