XENO another story

執筆者 | 22/09/30 (金) | コラム

 

2020年1月入会の寺岡佳代です

 

久しぶりにコラムに投稿してみることにしました

 

ここ最近ではカードゲーム『MEMORYZ』で盛り上がっていましたが、あっちゃんのカードゲームと言えば、やはり『XENO』は外せないかと。

 

以前、あっちゃんが『XENO』のストーリーを考えていたのをご存じですか?

それが世界観が構築されていてとても素敵だったので、そこにちょっとだけ色を付けて物語にしてみました。

 

“ ” の中はPROGRESS本体の文をそのまま引用しました。

 

※画像の使用については運営の方に確認済みです

”皇帝の圧政に苦しむ国があった”

(周りの国は信用できない)

 民に届かぬ皇帝の声…

”反抗的な者はすぐに処刑され、国民は怯えていた”

 

”親を処刑された孤独な少年はこの国が変わることを願って耐えていた”

 お父さんは反逆者じゃない!

 あの人たちを助けたかっただけなのに…

 ぼくには力が無い…

 少年が流す涙に気づく者はいない…

 

”ある日、上空に巨大な飛行船が飛来し、英雄が現れた”

 白き英雄は驚く民たちを前に静かに言った

”「力により支配する者は必ず滅ぶ」”

 

”少年は英雄を信じることにした”

 あの方がこの国を救ってくださるのか…それとも…

 

”英雄は不老不死の力を持つ奇跡の人だという”

”皇帝は秩序の乱れを恐れ、兵士に英雄の逮捕を命じた”

 「あやつは民の心を乱し、国を転覆させようとする不埒者。早急に捕らえよ」

 「占師を呼べ。居場所を捜させるのだ」

”占師が透視の力を用いて英雄の居場所を見つけ出した”

”英雄は兵士に包囲された”

 

小さな修道院の祭壇の前には跪く若い修道女の姿があった

 「あの方をお守りください」

”乙女が祈ると霧に包まれて英雄は再び姿を隠した”

 

この国はまだ救われない…

 

”そこから国は混乱したまま何年かの時が過ぎた”

”兵士の多くが『死神』と呼ばれる病で倒れ、捜査は難航していた”

 

あの少年はどうしているのか…

まだ涙を流しているのか…

 

”貴族は皇帝に早期決着のための直接対決を進言した”

 「おそれながら。このままでは埒があきません。民の混乱を抑えるためにも…」

 貴族の本当の目的は何だ?敵か?味方か?



 「あの者を呼べ」

”皇帝が賢者を呼び、この先の未来について尋ねると三つの未来を提示した”

”一、皇帝が英雄を見つけて処刑する”

”二、英雄の教えが革命を起こす”

”三、皇帝と英雄両方が死に、別の者が国を治める”

 (一番目であってくれ)

 皇帝の想いは誰にも届かない

 英雄の想いは誰も知らない

 

”皇帝はその夜、自分が英雄になる夢を見た”

”一方、英雄は自分が皇帝になる夢を見た”

”その夢で英雄の目的が革命で無いことを皇帝は知った”

 (では、あの者の目的は何だ?)

 

”そして皇帝の圧政は外国から攻められない強い国を作るためだと英雄は知った”

 (それでも彼のやり方は間違っている…)

 

”その夢を二人に見させたのは平和を願う精霊だった”

 「戦いはいけない」

 「民を苦しめてはいけない」

 「早く気づいて…」

 

”皇帝は悩んだが、王家に伝わる教えを思い出した”

”「空から舞い降りて国を乱す者が現れたとき、王家の剣にてこれを封じよ」”

 (あの者の目的はわからぬ。だが…我はこの国を守らねばならぬ)

 

”皇帝は再び総力をあげて、英雄を探し出した”

”そしてついに英雄を引きずり出し、王家の剣で英雄を処刑した”

”不老不死の英雄は王家の剣の不思議な力により、転生することは出来なかった”

 乙女と精霊の願いは叶わなかった

 乙女の涙は皇帝の心には届かない

 

”皇帝は国民の前で自分の勝利を宣言した”

 (やはりこの国は変わらないのか)

 言葉にならない民の声が聞こえたような…

”だが、まさにその時、皇帝が何者かに背後から刺された”

 なに!?なぜ我が刺される!?

”刺したのは兵士であった”

”「力によって支配する者は必ず滅ぶ」”

 薄れゆく意識の中でその兵士のつぶやきを聞いた

 「我はこの国を守りたかった…だけ…」

 

”その兵士はかつて英雄によって救われた少年だった”

 (父さん、オレやったよ)

 

”その兵士は周囲の信頼を得て、新たな皇帝となった”

”そして英雄の教えの通り、外国とも調和しつつ全ての民に優しい国を作った”

 乙女の顔には笑みが戻り、精霊は心安らかに優しい夢を民に見せる

 新たな皇帝は占師や賢者の意見を取り入れ、貴族を味方につけた

 

”英雄が転生することはなかったが、その教えは死なずに生き続けた”

”国に平和が訪れると飛行船はどこかへまた飛び立った”

 乗る者を失った飛行船がどこへ行ったのか、今はもう知る者はいない…

 

もしも、いつの日か、また国が乱れることがあれば、あの飛行船は戻ってくるのだろうか…

                fin

こんな感じで想像(妄想)の物語を書いて楽しんでいます

今回はあっちゃんの考えたstoryに少し足しただけですけどね😅

物語を考えてる時間はとっても楽しかったので、また書こうかなって思ってます☺️

執筆者 | 22/09/30 (金) | コラム


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