ひろゆき氏の炎上について

執筆者 | 22/10/05 (水) | コラム

ひろゆき氏がツイッターで、以下のように投稿し、大炎上している。https://twitter.com/PROGRESSKUBOTAK/status/1577502922350694402

このツイートが、新基地に対する抗議運動そのものを揶揄している、冷笑しているようにも見えるので、そうした上から目線で他人をバカにする行為に、多くの人が不快感を抱いたようで、ひろゆき氏を批判する、もしくは、批判的に評論するようなツイートが出ると、ひろゆき氏は、そうした批判ツイートさえも、やはりバカにしたように揶揄ぎみに反論する。

それらが、以下のツイート。https://twitter.com/PROGRESSKUBOTAK/status/1577506763179708416/photo/1

さて、ひろゆき氏の行動が、内容に関わらず、そもそも、なんで上から目線なんだ、という顰蹙もあれば、社会運動VS冷笑系みたいな状況と受取り、社会運動に味方する意味でのひろゆき氏批判というのもあるだろう。

では、そもそも、ひろゆき氏は社会運動を阻害する冷笑系なのか? なのだが、これは、よくよく厳密にその行動と発言を精査すると、「そうとは言い切れない」要素をそれなりに保持している、とも言える。

なぜならば、「まともな反対運動の参加者を減らす作戦なのかな?」という発言がありますね? この皮肉は、ひろゆき氏と同じように、「その抗議行動はまともな抗議にとってはむしろ邪魔だ」と思っている人には共感を呼ぶわけで、その共感は、そもそも「抗議すること自体は肯定している」前提にしかなりたたない。

ちょっと、ややこしいかな?

なので、簡単に図式化すると、

先ず、沖縄がある。米軍基地の新設予定がある。

基地が出来ることのメリット、デメリットがある。

メリットに魅了される人は賛成すれば良いし、

デメリットに恐怖する人は反対すれば良い、

ただそれだけの事ではないか。

しかし、ここに、沖縄の現地住民の利害を超えて、外側からの思惑が加わっているのではなかろうか? という側面がプラスされることで、ちょっとややこしくなる。

とはいえ、ちょっとややこしい、だけではないか?

結局のところ、メリット、デメリットの問題でしかないわけで、

「沖縄に基地があると儲かるんだわ」という他府県の人が賛成派に協力しようが、

「米軍基地なんてとんでもない!! どこの地域だろうと作らせない!!」という他府県の人が反対派に協力しようが、

結局のところ、この私たちにとってのメリット、デメリットはどうなのか? というところだが、これはなかなか、複雑で大きな問題なので、相当な量の情報を、相当な時間をもって吟味しないと、判断できないのが本音だ。

しかし、それとは別に、「賛成派」と「反対派」の、それぞれの「行動」における、「正当性」、「妥当性」、「公正性」はどれほどの担保されているのだろうか? という視点もある。

そして、おそらくは、ひろゆき氏の、「揶揄」、「冷笑」と受け取られても仕方のない発言とは、ひろゆき氏にしてみれば、「この表現は妥当性が低い」という批判でしかない。

そして、おそらくは、「社会運動」が「正当性」、「妥当性」、「公正性」を欠いて成り立つ状況は、社会秩序にとっては「デメリット」であるというひろゆき氏の判断なのかもしれない。

とは言え、それほど、「正当性」、「妥当性」、「公正性」は重要なのか? という視点もある。つまり、マキャヴェリズム的な考え方もある。

「どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家の利益を増進させるのであれば許される」(ウィキペディアより)

ある意味、2ちゃんねで起こされた数々の訴訟をひろゆき氏がぶっち出来るのは、マキャヴェリズム的な結論かもしれない。仮にだとするのならば、ひろゆき氏は、基地反対運動に思わず出た、妥当性を書いた表現に対しても、(基地反対により公益性があると判断している前提ならば)不問にするべきのような気もしなくもない。

さて、皆さんは、どうジャッジメントされるのだろうか?

 

おしまい。

※画像の挿入がよくわかんなくて、ちゃかっちのTwitterに飛ぶようにした。面倒くさいけれども許してね。

 


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