この記事は10/18に配信した[OBSVer28配信講座 for Windows]で使用したテキストです。要点は網羅していますが、操作については配信アーカイブで確認下さい。*なお、MACの場合特に音声設定の部分が結構異なります。筆者はMAC機を所持していないので残念ながらサポートはできかねます。
OBS(Open-Broadcasting-Software)
10/18現在 Ver28.0.2
chapter Ⅰ.画面作り
■自分を映す
ソースに映像キャプチャデバイスを追加
*プロパティメニューから使用するWEBカメラを選択する
■その他・ソース素材
画像、色ソース、テキストをソースに追加できる。
*プロパティメニューで色の変更等できる。
基本操作
【移動】
プレビュー画面上でソースの面をドラッグ
【大きさ調整】
プレビュー画面上でソースの辺・角の赤点をドラッグ
【範囲調整】
プレビュー画面上でソースの辺・角の赤点をalt+ドラッグ
■ZOOMメンバーを映す
ソース/ウィンドウキャプチャーでZOOMミーティングを選択
キャプチャ方法を自動からWindowsに変更
【移動】【大きさ調整】【範囲調整】を使って画面に配置する
■背景を除去(クロマキー)
A.自分の場合
①グリーンバックを自分の後ろに配置
映像キャプチャデバイスを右クリック→フィルター→クロマキーを追加
②Geforce2000番以上のGPUがある場合
映像キャプチャデバイスを右クリック→フィルターNVIDIAバックグラウンド除去を追加(OBS28にて実装)
B、ZOOMメンバー
各自、緑一色の画像をバーチャル背景に設定してもらう。
ZOOMのウィンドキャプチャ―のフィルターにクロマキーを追加
*WEBカメラに収まり良いように座ってもらう事も大事。
*適宜、ZOOMの名前表示は-等に小さく、もしくは非表示設定にする。
■ZOOM画面に自分のOBS画面を出力する
ZOOMのカメラ設定を「OBS Vurtual Camera」に設定
(*WEBカメラは複数のアプリで同時共有できない)
OBSのコントロールメニューの「仮想カメラ開始」を押す。
chapter Ⅱ.音声設定
■キャプチャー設定
①設定メニューによる設定
コントロールメニュー→設定→音声タブから設定ができる。マイクがOBS管理者の音声。デスクトップ音声がZOOMや他のアプリも含むコンピュータ音声。ただし、この設定方法では不便な点もある為、本講座ではOBSver28で実装された別の方法を推奨する。
②シーン毎の音声キャプチャ追加
自分の音声→ソースに音声入力キャプチャ追加
ZOOMの音声→アプリケーション音声キャプチャーでZOOMを選択
(OBS28で追加された便利機能)
・複数のシーンで同じアプリの音声キャプチャーが必要な場合は、
シーンの複製、もしくはコピー+複製(参照)にて追加する。
・シーン毎の入力キャプチャーの有無により、
自動的にマイクオンオフが切り替えられるメリットが大きい
また、後述するメディアファイルの音声設定も①の方法より簡単になる。
■フィルター設定
①自分の音声(推奨フィルター)
ノイズ抑制 →雑音抑える
ゲイン →出力を強化する
コンプレッサー→大きすぎる音をカットする
②ZOOM音声→ノイズ減少等の処理済み音声なので不要
■音声モニタリング設定
音声ソースをどのように出力するかを設定する。
音声ミキサーの…からオーディオプロパティで設定できる。
なお、自分のスピーカーの音声を自分のマイクが拾わないように
OBS管理者はヘッドホン使用が推奨される。
音声モニタリングには下記3種類ある
・モニターオフ
配信には出力され、自分のヘッドホンには聞こえない。
・モニターのみ(出力はミュート)
自分のヘッドホンには聞こえるが出力されない
・モニターと出力
自分のヘッドホンには聞こえ、出力もされる
設定例は下記
自分の音声入力キャプチャー:モニターオフ(自分の声はヘッドホンしても聞こえる)
ZOOMを設定したアプリ音声キャプチャー:モニターオフ(ZOOMアプリから聞こえる)
ソースに入れたBGM、効果音、ムービー等の音声:モニターと出力(自身で確認できる為)、デスクトップ音声を使う場合はモニターのみにする。
■音量設定
音声ミキサーの青いバーで設定する。
音声入力キャプチャー、ZOOM音声:0~-10db程度(MAX)
ムービー等音声(音声入力を挟まない場合):0~-10db程度(MAX)
BGM:-40~-45db程度(大きすぎると会話が聞き取りにくい)
効果音:-30db程度(BGMより強くていい)
■音声の共有
モニターする音声はZOOM内に共有できる
→ZOOM出演者もBGMやムービーの音声を聞くことができる。
これはZOOMの設定で行う。
画面の共有→詳細タブ→コンピュータ音声の共有
Ⅲ.配信設定・その他
■Facebookliveのやり方
【OBS】コントロールメニューの設定→配信タブ
・サービスを「Facebooklive」に設定
・サーバー:default
・ストリームキー
①ストリームキーを取得を押す(ライブプロデューサー画面機動)
→☆☆投稿場所を選択(pg TV)☆☆
(もしくは、pgTVにアクセスして投稿メニューからライブ配信を選択)
→ライブ配信を開始
→動画ソースを選択から「ストリーミングソフトウェア」を選択
→ストリームキーをコピー
→OBSのストリームキー入力欄に貼り付け
→OBSで配信開始を押す(配信スタンバイ状態(Facebookliveに映像が送られる))
→Facebookliveで配信開始(配信スタート)
■設定・映像タブ
出力解像度→1920×1080p
(推奨スペック GPU搭載メモリ16G以上)
出力解像度→1280×720p
(メモリ8Gのグラフィックチップ搭載のノートでも重たいムービーとか流すとかでなければ何とかなる)
*映像処理にPCの性能が大きくかかわる。
解像度を下げる事で低スペックPCでも何とかできる。
■その他
裏方する場合、OBS、FBLive、ZOOMが必要になる。
できればモニターは2個欲しい。
Ⅳ.さらに映える配信へ
(基本編)
■シーンの切り替えの活用
例
シーン1:配信待機画面/サムネイル等
シーン2:INTRO/ムービー等
シーン3:メイン配信画面
シーン4:OUTRO/ENDサムネイル
■トランジションの活用
上記シーンの切り替え時に、効果を付けることができる。
■フリー配信素材の活用
フリーBGM
フリー効果音
フリーフォント
フリーイラスト
フリー写真
フリー動画
いずれも配布しているサイトがある。
サイトの使用要件をよく確認して、活用しよう。
(応用~上級編)
■表示トランジションの活用
OBS27から追加された機能
表示するソースの表示・非表示切り替え時にトランジション効果を付けることができる。簡単だが配信映えはいい。
■配信素材の自作
Canbaをもちいたサムネイルや
動画編集ソフトを用いた動く文字やメタリックな文字など。
デザイン性の高い素材を用いるとぐっとカッコイイ配信になるよ。
■おすすめ拡張プラグイン
「MoveTrandion」
シーントランジションやソースの自動移動などを設定できる
「StreamFX」
「ぼかし」や「座標変更」(ひっくり返したり、斜めにしたりできる)
等の効果を付けることができる。
詳しく知りたい人は「Tosshi OBS Survice」で検索
もしくは筆者は直接聴いて下さい。
V.その他/スクリーンショット・録画機能
■スクリーンショット
・素材やテキストを直感的に配置して
サムネイルも作れる。
プレビューのスクリーンショットを撮る事で簡単に出力できる
・クロマキー機能を上手く使う事で
非日常的な写真を作ったりして遊ぶ事もできる。
■録画機能
・動画編集ソフトがなくても、
文字情報やBGMつき動画は簡単に作れる。
設定→録画タブ→フォーマットでMP4に設定しておくと使い勝手良いかも。
・オーディオ詳細プロパティで録音トラックを分ける事で、
マイク音声とBGMを別トラックに記録して、
あとで動画編集ソフトでBGMをつけなおすといった事もできる。