「果樹園の中でHRを聴いてくれてるんですね」
中田さんと誕生日のHRトークでお話した日のことを今も鮮明に覚えています。
私の職業が青森県でりんご栽培をしているという何とも明瞭なことは幸いでした。
故郷に興味を持ってくれることは誇らしく、初対面の方ともりんごをきっかけに沢山の交流を持つことが出来たのは、私にとって大きな財産です。
しかし、それは私の会社員としてのアイデンティティでしか無い事も最近では感じています。
世代も住む国も違う様々な人達の荒波に揉まれ
「私は何者なのだろう?貢献できることなんてあるのだろうか?」
という自問を繰り返すことが増えたのも事実。
メンバーの輝かしい才能を羨ましく思った場面があったことも否定できません。
そんな中、先日のHRで中田さんが「人との対話で色々な鏡を見れる」と話されていました。
中田さんご自身が多くの方々と出会い、対談を経て、異なった世界観に接しながら得ることの出来た学びかと存じます。
人と会うことは体力と根気が必要です。全力で笑う時もあれば不快な思いをする瞬間もあります。
しかしその度に「私はこんな一面があるんだな。こんな感情が湧くだな。」と、自分自身を認知し、新しい価値観に気づくことが出来ます。
『progressを通じて未知なる自分だけの果実を実らせたい』
入学から10ヶ月。そんな希望を胸に抱き、私は今日も学舎へ向います。