progressと私。知らなかった自分を知った場所。傷ついて学んだ場所。成長できる場所。
入学して2ヶ月で、私は元々の入学目的であった「自分のYouTubeチャンネルのヒントをいただく」という幸運を掴む。その時期、中田さんがメンバーのチャンネルのコンサルをしていて、全くのラッキーで私もそのチャンスをいただけた。しかも、コンサルだけでなく「お嬢様ですね」などとたくさんいじっていただいた。
その後の1年間は「お嬢様特需脳焼け期」だった。
中田さんにいじってもらったということは、突然多くの人が自分を知ってくれるということだ。私は意気揚々と毎週配信を始め、自分の名を冠した部活まで作った。
過去に遡ると、私は20代前半まで、舞台役者になりたくて頑張っていた。
だから、この突然の「お嬢様特需」による多くの人の応援が、心底嬉しくて、破れた夢が叶ったかのようで、浮かれていたんだと今は思う。
2年目に入った頃、ふと気づく。遠くから応援してくれる方はいる。でも、ほとんど友達はできなかった。色々と立候補しても落ち続けた。私は、自分が「本当は何者でもない」ことをやっと思い出した。「自分がすごい」のではなく「ここが優しい世界なだけ」だったことに気づいた。
私は、毎週配信をやめ、部活も廃部した。黙ろう。自分ではなく、中田さんを、メンバーを、応援しよう。2年目は「沈黙と内省期」となった。
その間に、新しく友達ができた。嬉しかった。穏やかに楽しく中田さんを応援した。
舞台役者になりたかったり、YouTubeをやったり、とにかく自分が出たい!とずっと思ってきた。自分の周りも、自然とそういう人が多かった。私を見て!俺を見ろ!そういう仲間に囲まれ、全く見えていなかった景色が、はっきり見えた2年目だった。
勘違いの「強さ」を振りかざし、「優しさ」を学び、恥をかき、間違えながら過ごすことで、少しずつでも成長はしている、と思う。そんな希望のある場所は他にない。いつか、自分も周りも幸せにできる「本物の何者か」になりたい。自分のことばかり、強さばかり、甘えばかり、そんな自分に気づけたからこそ、変わりたい。pgがくれたものはあまりにも大きい。私の恩返しはこれからだ。