後悔の正体

執筆者 | 21/05/06 (木) | コラム

後悔の多い人生を送って来ました。

初めまして。コラム初投稿になります。村越浩平です。普段はパーソナルトレーナーとしてアスリートのパフォーマンスを上げたり、肩こりや腰痛などを改善するようなサービスをしています。PROGRESSには2019年の10月に入会していろんなことをやっています。

最近は自己紹介の動画などを上げていないので自己紹介代わりにつらつらと書いていきます。タイトルこそ大袈裟ですが気軽に読んでいってください。

学生時代の記憶

 

僕の幼少期はとにかく体を動かすことが好きな子どもでした。友達と一緒というよりは一人で駆け回っていることが多かったと記憶しています。

 

小中学校の時は自分で言うのもなんですが優等生だったと思います。成績は一番だったし、クラスの代表を任されるというような状態。周りから見れば悩みなどなさそうに見えたと思いますがもやもやを抱え出したのはその頃でした。

もともと人前に出るのが得意なタイプではなく友達付き合いが本当に上手いとは言えません。「周りが言うから」で少しずつ流される自分がいました。周りとのイメージと自分の気持ちにギャップが生まれていきました。

 

 

「〇〇したい!」が素直に言えませんでした。

 

 

友達と遊んでいる時も、クラスで何かを決めようとする時も、部活動でも。楽しむことに何か違和感・抵抗感がありました。あの時、「やりたい!」と素直に言えたらどんなに楽しかっただろうか。そう後悔することは少なくありませんでした。

辛かった野球人生

 

話が少し変わります。僕は小学校から高校卒業までずっと野球をしてました。そして野球人生のほとんどをほとんどを「イップス」という状態で過ごして来ました。イップスとは精神的な原因で上手くプレーを行えなくなることを言います。僕の場合だと短い距離を投げるのが怖くなるという状態でした。ひどい人だと前に投げようとしているのに地面に叩きつけてしまうような状態の人もいます。僕はそこまでではなく、投げると暴投するような状態。だからこそ周りに相談することができませんでした。周りから見たらただの下手くそだったと思います。

また原因に関しても何か大会で大きなミスが原因となったというわけではなかったのも相談しずらいところでした。前述したような僕の性格が影響したのではないかと今では分析しています。

 

野球は大好きでした。ただその大好きな野球をビクビクしながらやるしかない自分が嫌になりました。小中の時は誤魔化しながらやれていましたが高校では無理でした。自分自身が信じられなくなりどんどん塞ぎ込んで仲間とコミュニケーションを取れなくなる人間が出来上がりました。

部活の練習試合の日、昼ごはんを部室で食べて午後の準備にでました。他の同期はまだ部室でご飯を食べていました。忘れ物に気づき部室に戻りかけた時、中から話し声が聞こえます。

 

「村越、あいつなんなんだ?なんも喋んないし。一緒にやるの嫌だな」

 

ここまで言ってたかは正直定かではありません。ただ自分が上手くいってない状態を言語化されたようですごくショックだったのを覚えています。(当時の村越のメンタルがボロボロだっただけで高校時代の同期はみんな優秀でいいやつです笑)

「なんとかしなきゃいけない」そう思いました。それから個人的にトレーナーの方に教わりに行ったり、本を読み漁ったりして体のことを勉強しだしました。ひたすら知識を入れては試すを繰り返しました。その結果、怪我を自分で治せるようになったりして、かなりプレーも良くなりました。ただ、高校最後の大会には間に合わず僕はスタンドで引退を迎えました。野球をやり切った感覚はあり、今まで得た知識を新しいスポーツで試したいと思うようになりました。そして大学で水球という全くやったことないスポーツを始めることになりました。

大学時代

 

水球を始めたのはたまたまです。もともとサークルで何か新しいスポーツをやろうと思っていました。しかし僕が進んだ大学がスポーツ推薦がない大学だったので体育会の運動部もサークルと同じように新入生を勧誘します。サークルから一切勧誘されなかった僕は、勧誘を受けた、アメフト、ラクロス、ソフトボール、水球で自分がやってきたことから1番離れていることを選ぼうと水球を選びました。

 

自分が学んで来たことを実践していくことで結果は出始めました。自分が主将として引っ張った最後のシーズンではチームでは23年ぶりに下位争いをしていたチームを上位へ押し上げることができました。

 

また、それと並行して高校時代にお世話になっていたトレーナーの方に誘われて朝トレーニングするサービスに通い始めました。通っているとオーナーの方にインターンとして働いてみないかと言われ、指導方法について教わりつつ、お客さんに教えるという日々を過ごしていました。朝6時半から9時くらいまで自分のトレーニング兼お客さんの指導、そのあと大学、授業がない時は一日中部活というような生活でした。

挑戦

 

大学で実践し、自分もお客さんも結果が出ていく中で自分と同じような思いで苦しんでいる人を救いたいと思うようになりました。自分が身体を変化させていく中で心の変化が大きいと感じていたので、その感覚を伝えたいと思うようになりました。当初、教師になるつもりで入った大学でしたが教職をやめ、大学を卒業してどこにも就職をせず勢いで新卒フリーランスとしてお客さんゼロの状態からトレーナーをスタートさせました。

 

PROGRESSに入ったのもその頃です。会社に属さないことで人との関わりが少なくなってしまってたので繋がりができたのはありがたかったです。これからお客さんを増やしていかなければならないという時にコロナで大打撃を受けた時もみんなと繋がっている感覚があったのでがんばれました。

また、やりたいと思ったことはとにかくやろうと思ってやるようにしました。PROGRESS TVでいろんな企画やってみたり、PGダンサーズでダンスを始めたり、NAVYというダンス&ボーカルユニットで活動してみたり、いろんなメンバーと会ってみたり。PROGRESSを知らない人から見ると何やってるんだ?って感じですよね。ただ、そうすることでちょっとずつ「やりたい」と言うことへの抵抗感が減ってきました。今まで出来なくて後悔をしていたこともやろうと思えるようになりました。

 

そんな僕が今後やっていきたいこと、今の目標は2つ

 

・とにかく目の前のお客さんの身体やパフォーマンスを圧倒的に変えること。

・今自分が楽しいと思えることを楽しむこと

 

です。

抽象的ですが、もう少し具体的で何かでっかい野望ができたらまた皆さんにシェアしますね。

 

知り合いにもここまでつらつらと話したことはありません。なかなかこんなボリュームで話す機会はないので笑

僕はこんな人間です。後悔の多い人生を送って来ました。ただ今まで後悔していたことを少しづつやるようにしたら楽しいと思えるようになりました。ちょっとずつ自分が変化していくのを感じました。

 

後悔の正体ってなんでしょうか?

 

僕は可能性だと思います。

 


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