距離感の話し

執筆者 | 21/05/07 (金) | コラム

日本に来てもう23年も経ちました。
23年も…

年齢がバレてしまいますけど、
私の人生の半分は既に日本で暮らしいると言う事実です。

こんにちは、昨年の1月に入会したフラーシア所属の中国人の相宗昭紅です。

今日は、人生の半分も日本で暮らしてきた一番戸惑っていた「距離感」のお話をしたいと思います。

夫婦の間の距離感
家族との距離感
仕事仲間との距離感
ママ友との距離感
友人との距離感
オンラインサロンメンバーとの距離感

距離感って、日本の一つすごく深い文化だと思っています。

日本人にとっては、これは当たり前でしょうけど、外国人の私にとっては、日本の距離感文化に慣れたのは20年以上もかかりました。

中国と日本を大雑把に2人のタイプの人間で例えると、
中国人は情的に優先的に考えて動くタイプ、
日本人は理性的に動くタイプと個人的に思います。

中国人同士はすぐに仲良くなる、
仲良くなったらすぐに自分の家に招待したくなる秒速で距離感を縮もうとする文化です。

その逆のパターン、
日本では、勧誘営業マンを除いて、大半の日本人は初対面の方には警戒しながら接しています。時間かけて仲良くなっても、簡単に自宅に招待したりしないはずです。

実は長年、私はこれでかなり戸惑って、悲しかった時期がありました。

大昔、日本の距離感文化を知らずに、
会ったばかりのママ友を家に誘ったりしたら、翌日距離を置かれるようになりました。
(中国では、自宅に招待する意思表明は、あなたと仲良くなりたい意味以外、家を見せて良いほど相手の事を信用している証でもあります)

もう一つの出来事がありました。
ある日、めっちゃお世話になっていたママ友とランチへ行ったら、感謝の気持ちで私が勝手に会計して彼女を奢ったら、それ以後のランチの誘いに2度と付き合ってくれなくなりました。

あれ以来、当分の間、表に笑顔がいっぱいで明るい私ですが、心の底ではめっちゃ寂しくて悲しかったです。

その時は、ただただ「日本人は何故こんなに冷たいだろう?何故こんな難しくてわかりにくいんだろう」とばかり悲しかったです。

時間を経って、気づいた事がありました。
私が熱くなればなれるほど、相手が遠ざけていく、逆に私が淡々としたら、今まで冷たい顔のママ友も自分から挨拶しにくるようになりました。

そうか、私がずっと中国式の接し方で日本人と付き合おうとしているから、だからうまく行かないだと自己反省しました。

中国式のすぐに距離感を縮もうとする文化に
日本式のどんな仲良くても簡単に自宅を見せないこの距離感と対照的で、20年以上もかかってやっとわかってスッキリしました。

国の文化の話し抜きでも、
夫婦の間でも、一方的に情熱すぎても、相手にとっては逆に負担となり苦しくて逃げたくなるし、
職場でも、相手の気持ちを察知せずに一方的に仲良くしようとすると、絶対うまくいかないと思います。

中国式の距離感ない付き合い方だと、良い部分もあれば、それに伴うトラブルも少なくないです。
日本式のぱっと見、冷たそうな距離感文化だけど、多くのトラブルを防げたかもしれないです。

どこの国の文化が良いの話しではないけど、人間関係、結局相手にとっては苦しくない程度の距離感を意識する事が大事だと思います。

程よい距離感こそ、人間関係うまくいくの秘訣かもしれないです。

しかし、いまでも、「郷に入れば郷に従え!」と理屈わかるけど、またまた異国文化に戸惑うことがあります。
けど、長時間は悩まないです。

だって、人生は短いから、
悩む時間なんてもったいないですw

あ、もう深夜2時半〜
今日はこの辺で、おやすみなさい??

執筆者 | 21/05/07 (金) | コラム


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