プランター栽培してます( ✌︎’ω’)✌︎〜失敗談〜

執筆者 | 21/07/07 (水) | コラム

*文中にお名前の出てくるPGメンバーさんには、掲載につき事前に快諾を得ています。

 こんにちは!今日は、趣味の園芸の話でもしようかと思います。プランター栽培でお花やお野菜などを育てているのですが、ミニトマトの栽培でやらかした失敗を共有です。

ミニトマトの株

 現在、2株のミニトマトを育てています。

 そのうちの1株は順調に成長していますが、もう1株がかなり痛みました。

 ミニトマトの栽培は、ベランダ園芸はじめたての人が手を出しても失敗しないと言われている、超初心者向けの植物です。実はベランダ園芸10年の私なので、もちろん今まで何度も栽培してきましたし、他の植物たちは実り豊かに過ごしています。では、なぜ今回失敗してしまったのか。品種・水やり・日照条件は、2つとも同じです。もちろん、無農薬。けれども、両者の成長には、個体差以上の差がでました。

 

 1枚目の写真の株は、葉っぱが美しい緑色で枝振りも充実し、元気にのびのびと成長しています。

 ところが、2枚目の写真の株は、葉っぱが異常に濃い緑色で下向きに巻いています。枝も1枚目と比べると、細くて弱々しいです。

 なぜ、こんな差が生じたのでしょうか。

プランター栽培の基本

 一般的に言われているプランター栽培の手順は、以下のようなものです。

①土に肥料を入れる

②種をまく

③水を与える

④ある程度成長したら追肥(ついひ:さらに肥料を加えること)する

 私は、この手順に従い失敗した株を育てました。何がいけなかったのか、もうお分かりになった方もいらっしゃることでしょう。

失敗の原因

 失敗した株と成功した株の違いは、たったひとつだけ。

 土でした。

 失敗した方の土には、最初から元肥(もとごえ)と呼ばれる肥料が入っていたのです。色々と調べて分かったのですが、ミニトマトの株が弱くなったのは、「肥料焼け」と呼ばれる現象が原因でした。

 肥料焼けとは、簡単にいうと肥料の与えすぎで植物の生育を害する症状のことです。根っこが養分や水分を吸収するのを害してしまうそうです。

 これまで、プランター栽培をするときは、鹿沼土や黒土、腐葉土を混ぜて土壌を作っていたのに、楽をしようとして市販の園芸用の土(安いもの)を使ってしまったのです(市販の園芸用土でも、ちゃんとしたものは売ってます)。安い土だから、栄養が足りないだろうと思って、元肥になる肥料を足したのです。けれども、土にはそもそも肥料が足してあったために、過剰に与える結果になってしまったんですね。

肥料って?

 肥料は主として、窒素・リン酸・カリの3つの成分を含んでいます。それぞれ、葉・花・根を肥やすためのものです。これだけ聞くと、与えなければならないように聞こえますが、当然過剰に与えれば害になります。人間で例えると、ずっと栄養剤を摂取して生きてるような状態でしょうか?

 そもそも土には栄養分がふんだんに含まれています。ですから、そこに何かプラスする必要はないのです。土を侮ってはいけなかったのですね。

 大阪で自然栽培農学校・とどろみふぁーむを運営していらっしゃるPGメンバーの守田矩子さんは、かねてより、「無農薬・無肥料」を提唱していらって、ご自身でもプランターで無農薬・無肥料栽培でかわいい苺の栽培などをされてます(詳しいことは、ノリさんのfacebookやブログをご覧くださいね)。ノリさんのfacebookの投稿を見て、「無肥料ってすごいですね」というコメントを残したことは覚えていたのですが、いざ自分で栽培するとなると、成分表示をよく見ずに土を購入してしまい、結果可哀想なことをしてしまいました。人の話をちゃんと聴きましょう、という自戒も生まれました。一方で、無農薬・無肥料で育ってくれたミニトマトを見て、土の力に感謝しています。

 プランター栽培ひとつで自戒も感謝も生まれます。植物と土の力はすごいです。

最後に〜痛んだ株のその後〜

 可哀想なことをしたなあ、と毎日打ちひしがれていたのですが、植物の力を侮るなかれ。痛んだ葉の根元から別の太い茎が育ち始め、健康な生き生きとした葉っぱが育ち始めました!!命ってすごいね・:*+.(( °ω° ))/.:+

 

 

 

執筆者 | 21/07/07 (水) | コラム


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