おはようございます。
2021年1月入会、フラーシア所属のつづかです。
アメトーーク!雨上がり決死隊解散報告会
私はいつも20時台には寝るので観るつもりなかったんですが、
さわりだけ…と思ったら結局最後まで観てしまいました。
私はお笑いファンというわけではないし、
雨上がり決死隊に特別な思い入れもないので、
ホームルームで話題になってたし…くらいの軽い気持ちで見始めたんですが、
蛍原さんの言葉や態度から、
自分自身の苦い思い出が蘇ってきてしまって、
コラムを書き始めました。
今の気持ちのまま投稿したいので、推敲しません。
乱文になるかと思いますがご了承ください。
頑固者な私
「蛍原さんは頑固やから」
とにかく、何度も言った宮迫さんのこの言葉が刺さった。
私も昔から自他共に認める頑固。
齢3歳にして、軽井沢のカフェの前で2時間微動だにせず立ち往生を決め込んだくらい、頑固。(理由は不明)
とにかく、なんにでも白黒つけないと気が済まなかった。
空気を読む、なぁなぁにする、なんとなくで流す、ができない。
「ごめん今の話って結論なに?」
をキラーワードとして生きてきた。
よく6年間も女子校にいてシカトされなかったもんだと、今になれば思う。
(鈍感力が強すぎて気付かなかっただけという説もあるが、それはまた別の話…)
モヤッとしたとしても、気づかないふりして、なぁなぁにしておいて、
時間が解決するという選択肢がこの世界にはある。
しかし、それが出来なかった私は、
約3年前に、大事な友だちを一人失うことになった。
親友花ちゃん
花ちゃん(仮)とは幼少時の知り合いで、就学してからは一切会ったことはなかったものの、親同士の年賀状のやりとりは続いていたという関係。
大学3年の就活時、とある会社の説明会で同じテーブルに座った、見覚えのある顔。
花ちゃんとの奇跡的な再会だった。
その後、二人ともその会社から内定をもらい、同期として9年間勤めていた。
愛嬌があって、明るくて、でも実は少し繊細なところもある花ちゃんと、
愛想はいいけど、どこか冷めていて、精神はどこまでも図太い私。
性格は全く違ったけど、なぜか馬があって、とにかくたくさんの時間を一緒に過ごした。
フットワークは軽いけど出不精な私を、旅行好きの花ちゃんが、色々企画して連れ出してくれた。パラオ、沖縄、熱海、、本当に楽しい思い出だ。
私が結婚して、長男を出産したことで育休に入り、会う機会は減ったものの頻繁に連絡はし合っていた。
独身の花ちゃんとはライフステージが変わってしまったけど、良好な関係を続けられていると思っていた。
しかし、長男の育休があける前に次男を妊娠し、職場復帰することなく、育休を連続して取得することになった頃から、
じょじょに様子がおかしくなってきた。
LINEの連絡が向こうから来ない。
送っても反応が遅い。
いつも一緒に行っていたアーティストのライブ情報を送っても断られる。
正直、今でも私は何が原因だったのかわかっていない。
私が何か無神経なことを言ってしまったのか、
彼女側で何か思い悩むことがあったのに気づいてあげられなかったのか、
結婚、出産と短期スパンでステージが変わっていく私と話が合わなくなったと感じたのか、
子どもと一緒にいることを優先したいから、在宅ワークのできる会社に転職を考えていると言ったのが気に障ったのか、、、
とにかくわからない。
が、確実に距離ができていた。
花ちゃんとの決別
そんな中、また例のアーティストのライブ情報が出たので、ダメもとで連絡をとった。
この、数日後にきた返事の内容が、私の白黒つけたい性格が爆発してしまった。
「実は私、今月末で転職するから忙しいんだよね」
とても感情的になった。
私は、大事なことは全部相談してきたのに、花ちゃんは転職するということすら連絡をくれなかった。たまたまこのタイミングで私から連絡をしなかったら、知らないうちに会社からいなくなっていたという事態になっていたということだ。
いくらなんでも、ひどすぎる。
私は、とても大事な友だちだと思っていたのに、、!
もう我慢ができなかった。
花ちゃんの気持ちはもうわかりました、という気分になっていた。
そして、私から決別のメッセージを送った。
「私はまだ友だちだと思っているし、連絡はいつでも待ってる。
でも、返ってこないとわかっている返事をモヤモヤして待つのは辛いから、
私からはもう送らない。」
それ以来、花ちゃんとは一切連絡をとっていない。
どこの会社に転職したのかも、結婚したのかも、子供がいるのかも、全く知らない。
自分で決めたことだから、後悔はしない。
これも私の貫いてきたモットーであり生き方。
だけど、正直に胸に手を当てれば、
悲しくて悔しくて後悔だらけだった。
言わなきゃよかった、別になにか激しく攻撃されたわけでもなく、ただただお互いの人生の線路が離れてきてしまったというだけだったかもしれないのに。
もしかしたら、ふとしたきっかけで、また前みたいに気軽に連絡しあえる関係に戻れていたかもしれないのに。
それでも私は、その心の叫びをぐっちゃぐちゃに丸めて、力の限り遠くへ投げ捨てた。
その心の叫びがノイズとなって、ずっと頭の中で鳴り響いていることに耐えきれなかったから。
私が、今、目の前で泣き叫んでいる子どもたちに向き合うためには、
きっちりと捨てないといけないものだと思い込んでいたから。
プログレスで知った、本当の強さ
それから2年半くらいたって、私はプログレスに入会した。
そこで最初に出会った言葉が、
「強くて優しい」だった。
優しくいるためには、強くなくてはいけない。
強さが、優しさをうむ。
私は強さとはまっすぐであること、硬く折れないことだと思っていたように思う。
でも、毎朝のHRや、プログレスでおこる様々なことを見ていくうちに、
自分の間違いに気づいた。
強さとは、竹のように、どんなに力を加えても、しなってしなって受け止める、柔らかさのことだった。
あっちゃんを始めとして、しなる強さをもった優しくて強い人に、私はプログレスでたくさん出会えている。
そんな今だからこそ思うことは、
白黒つけるというのは、場合によっては、弱さなのかもしれないということだ。
大好きで、大切で、ずっと一緒にいたいと願ってしまう相手だからこそ、
その相手から決別をつきつけられることが怖くて、その前に、自分から決別しにいってしまう。
そして、それを強さだと思い込むことで、自分の心を守ってきたのかもしれない、と。
解散は僕から言った、僕が決めた、と、
繰り返し毅然とした面持ちで言う蛍原さんをみていて、
そんなことを考えた。
本当のことは、2人にしかわからない。
私も、花ちゃんの本当の気持ちはいまだわからずじまい。
でも、今の私は、
もしかしたら、時間が解決することもあるかもしれないと信じて、グレーを受け入れることができる。
彼女の人生が、今後、私の人生と交わることがあるかはわからないけれど、
もう同じ過ちは起こさないとここに誓いたい。
グレーを、そっと心の奥にしまっておける、
そんな強さを、私は持ち続けたい、そう思った。