入学の動機。それは不純そのものだった。
とある芸人のラジオでの発言、「意識高い系の芸人はオンラインサロンを始める」がきっかけだったからだ。かくいう私も彼と同じ思想を持っていたし、一種の冷やかしのような気持ちもあったのかもしれない。
オンラインサロンの情報を集め、辿り着いたのが「progress」だった。月額980円と格安であることに加え、オリエンタルラジオの中田敦彦は、いつも面白いことを発明している。そういう理由で、そういう軽い気持ちで2021年9月に入学した。
だが、ラウンジが出来たばかりのpgには、様々な思考の人間がいた。人の波に触れ、次から次へと起こる問題に、あっちゃんがHRで注意喚起をする日々。その状況が私には受け入れ難かった。いや、その時の私のメンタルには合わなかった。浅はかな考えで踏み入れたpgは、想像していたよりも遥かに大きな炎で覆われていた。私はそのキャンプファイヤーの中に入る勇気がなかった。
でも、私は8ヶ月後に再びラウンジに戻ることになる。きっかけは些細なことだった。主人が別のオンラインサロンに入り、交流している姿が羨ましかった。ただそれだけのこと。今思えば、その時にラウンジで話せる相手がいなかったら、人と交流を持つことの喜びは、見出せなかったかもしれない。自分に向いていること、やりたいこと、それはpgと関わることで湧き上がってきたものがほとんどだし、今、TV配信を毎週できているのも、環境が整っているからこそ。そして何よりpgに入って良かったのは、私がくじけそうになった時に、励ましてくれたり、言葉をかけてくれる仲間がいたこと。大事な人を亡くした時に「いいね」に助けられるなんて、昔の私は知る由もないだろう。
私にとってpgは、大海原を航海する船である。
船体が壊れない限り、私も下船しないし、より強固な船をpgメンバーで作っていきたい。
心からそう思っている。