【23組】ゆめの木コラム #2 はーちゃん編

執筆者 | 22/05/06 (金) | クラス

2022/05/04 松原瑞紀

2020年12月入会のはーちゃん、こと蓮見徹さんのご職業はフォトグラファー。ファッション・美容雑誌で名高い大手スタジオで修行後、ファッションフォトグラファーに師事。多数の大人気女性ファッション誌で活躍され、8年前に独立したはーちゃんですが、PGメンバーのプロフィール写真をほぼ月一回のペースで無償撮影する活動を続けています。その活動を始めたきっかけや、フォトグラファーを目指した原点、「東京以外の場所でPGメンバーを撮影する」というゆめ宣言について深堀させていただきました。またはーちゃんの「あっちゃんを写真に撮る」という長期目標についての熱いコラム[タイトル:プロカメラマンの僕が無料で写真を撮り続けている理由]もぜひ併せてお読みください。


★はーちゃんの活動を拝見して、本当にカメラがお好きで、人の瞬間の表情を捉える力はさすがという印象を受けます。フォトグラファーになったきっかけは何ですか?

実は大学を出たら英語の教師になろうと思って教員免許も取ったんです。一般企業の内定ももらっていたんですが、やっぱり写真が好きだったので内定を蹴って、写真のスタジオに就職することにしました。スタジオの中でも人物写真の技術や経験の習得にベストな環境はファッション・美容業界だと考え、当時その中でもトップクラスに多数のカメラマンを輩出しているスタジオに就職しました。

 写真を好きになったきっかけは、高校生の時、親にCanonのカメラを買ってもらって、15個下の弟や空の写真を撮るようになったことです。また僕は子供の頃から器械体操をやっていました。そこで部員達の演技を写真に収めていたんです。人を撮る面白さや興味はその頃からありました。

★器械体操!?意外ですが今のお仕事に通じていて面白いですね。PGメンバーのプロフィール写真を撮る活動はどうして始められたのですか?

コラムでも書いたのですが、僕はいつかあっちゃんを写真に撮りたい。そのために僕にできる公共事業的活動は、プロフィール写真を撮ることだったんです。実はこの活動を後押ししてくれたのもあっちゃんで、ラウンジであっちゃんと直接お話した時、僕の構想をスモールスタートで始めることをアドバイスしてくれました。そのアドバイスを受けて、初回は表参道の街中でロケ撮影をすることから始めました。次の目標はスタジオ撮影することでした。そんなときにアナウンサーの山田弥希寿さんがプロフィール写真を撮りたいと言ってくれたんです。スタジオ代を折半して自分もお金を出す形であれば負担も少なく、お互いにメリットがあると思いました。それ以降は発信すると人が集まってくれるようになりました。多くのPGメンバーと交流することができたのも楽しかったですし、今まで顔出しをしてこなかった人が自分の撮った写真で顔出し活動してくれるようになったのも嬉しかったですね。

★ゆめ宣言は「東京以外の場所でPGメンバーを撮影する」ですが、出張撮影に来てくれるということですか?

はい、行きたいと思っています。ですが出張撮影となると、どうしても費用が必要です。スタジオ撮影はスタジオ代の割り勘ですが、出張撮影は僕が行くことにお金を払うことになります。そのため、僕が撮った写真の何に、人がお金を払う価値があるのか、もう一度考えてみようと思いました。

まずは写真に対してお金を払ってもらうのであれば、技術に対して払うということだと思いました。納得してお金を払ってもらうには、プロの写真はどう違うのかを明確に言語化できる必要があります。画角や画質、撮られる側のメリットは何かということです。また、いつも1枚だけレタッチ(写真編集)してお渡しするのですが、その仕上りがアプリ加工とどう違うのかを伝えなければなりません。そしてプロフィール写真がどうあるべきかを伝えることも大事だと思います。今まで無料で撮り続けてきたことも、その技術がどれくらいものなのかを理解していただくための活動でもありました。それに納得していただけたらお金を払う価値のある写真なのではないかと思いました。

お金を払ってもらえるもう一つの要素は、体験だと思いました。都内のスタジオでは一人15分~30分おきにスケジュールを決めて撮影に来てもらっています。この時間をもっと詰めて、撮影会兼交流会のようにできれば、そこにもう一つの体験としての価値を生み出せると思いました。そういう場に、今までPGで交流を持ってこなかった人やROM専の人にこそ参加してほしくて、表に出るきっかけにしてほしい。PGの有名な人を撮ってその人とつながって認識してもらえることももちろん嬉しいし光栄ですが、ROM専の人がイベントに参加してプロフィール写真を撮って、イベントで知り合いができてその後活動しやすくなればPGがもっと活性化するし、あっちゃんの言う「全員の才能を連携する」ってことにも繋がると思ったんです。そこに体験が生まれ、僕が出張撮影する「価値」が生まれると思いました。

★はーちゃんのスキルがPGに貢献し、それがご自身の目標にもつながっていく素晴らしい夢、絶対に叶えたいですね。ちなみに、私は子どもと写った自撮り写真をプロフィール写真にしているんですが、少し写真をコンサルしていただけますか?

まず、多くの方がプロフィール写真をそこまで深く考えてして設定していないと思うのですが、あの小さなアイコンに個性を出そうと色々な情報を詰め込みすぎて余計に視認性を悪くしている気がしています。プロフィール写真は、まさにその人の「顔」そのものです。例えば、カピバラをプロフィール写真にしている人(いたらほんとにいたらすみません)がツイートしたら、カピバラがつぶやいていることになります(笑)。カピバラとその人を一致させるためには頭の中で一工程必要になってきます。ミズちゃんの場合、お子さんと顔が二つ並んでいますね。子どもにも視線がいってしまって瞬時にミズちゃんの顔はどんな顔なのか認識しづらくなってしまいます。子どもがいること、好きなことを暗に表現したいようでしたら、背景を子どもが好みそうな明るい色にするのはどうでしょうか?顔がきちんと見えた上で、ミズちゃんの個性の情報と印象が結びつきやすいかもしれません。どうしても子どもを入れるなら、自分の顔は真ん中に置くことがマストです。空いている端にぼかした子どもを配置したり、子供と遊ぶ自然な笑顔にする、といったやり方も良いと思います。自撮りでやりがちな上から撮った写真は可愛さアピールと受け取られてしまいかねないですし、三脚等を使わず、低い位置からの写真になってしまうのも威圧的な印象を与えかねないので、カメラ位置での脚色はせず、正面から、できれば第三者から見た良い表情を使うのが良いですね。

★今までのプロフィール写真がお恥ずかしい…ぜひはーちゃんに撮っていただきたいです!最後にクラスの皆さんやPGメンバーにコメントをお願いします。

ゆめ宣言の実現のため、プロフィール写真を撮る活動を広げて地方にメンバーが集まるイベントができたら良いなと考えています。実行するために考えないといけないことも多くて一人ではとてもできないので、ぜひ一緒にやってくれる人がいたら協力してほしいです。それから、PGで活躍されている方たくさんいらっしゃるので、アドバイス等も含め、お話を聞かせていただきたいです。


 大御所が入れ替わらないままゆっくりと衰退している雑誌業界とテレビ業界は共通点が多く、あっちゃんに共感することも多いというはーちゃん。あっちゃんが芸能界の首領になる夢を一緒に追いかけたい、ご自身の持つ写真のスキルでその一助になりたいと真摯に語ってくださいました。「これぞ中田敦彦」と後世に残る肖像写真を撮りたいというはーちゃんの最大の夢は一見遠いように見えて、急がば回れと云う通り、確実に夢へ近づいていると感じました。23組ゆめ宣言を、地方メンバーの撮影会兼交流会として開催するという素晴らしい企画を一緒に実現してくれる仲間も大募集です。ご興味のある方、アドバイスのある方ははーちゃんにDMをお願いします(https://twitter.com/PROGRESShasumi)。はーちゃんの写真はインスタグラム(https://www.instagram.com/hasumi_toru/?hl=ja)でも見られます。ぜひフォローいただき、はーちゃんの夢の実現を皆で応援していきましょう!

当記事はインタビューから執筆まで23組みずちゃん(松原瑞紀さん)が担当してくれました。権限の関係で久原が代理で投稿しております。応援コメント等はTwitterまでお待ちしております。

執筆者 | 22/05/06 (金) | クラス


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