あっちゃんはこれから全盛期を迎える

執筆者 | 22/11/15 (火) | コラム

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#pgHR感想

感謝をきちんと伝えられているか
スタッフロールをちゃんと作れるか

みんなの夢を叶えることが自分の夢になりつつある
もう自分のためだけには戦えない
そのモチベの残量がない

キーワードは愛

みなさんにとって自分が重要な存在になる
それがこれからの幸せ

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これは、今日のHR後のわたしのテラスでの書き込みです。

ありがたいことに、あっちゃんにも「いいね!」いただきました。

しばらく前から、そう、オリラジアカデミーの収録あたりからでしょうか、あっちゃんが、別のフェーズへ移行しているように感じてきます。

「もう自分のためだけには戦えない」

これを聞いて、それをより強く感じました。

例えば、渡辺淳一という作家がいます。

「失楽園」「愛の流刑地」など有名ですから、彼を「恋愛小説家」と捉えている人も多いでしょう(もちろん間違っていません)。

恋愛小説家・渡辺淳一ですが、もともとは、在籍していた医科大で行われた日本初の心臓移植手術についての物議が原因で大学を去った医者です。

デビュー作は「死化粧」で、主人公は医師。その後も医療分野の小説を書いています。

これは、当時の知見がそこに依っていたということもありますが、自分を追いやった医学界へのモヤモヤした気持ちも燃料になっていたのではと想像したりします。

その後、評伝や伝記へと筆先を進め、恋愛小説家となって領域展開しますが、実は、こういった転身は多くの人気作家に見られるとわたしは捉えています。

たとえば社会への怒りやある体制への恨み、そういったその個人特有の燃料が燃え尽きる、あるいは、「もうよくなる」という時がきっと訪れているのです。

でも、人気はまだある、もっと書かなくてはいけない・・・・というその時、自分の他に燃料を求めるのです。

あっちゃんは、数年前、公園でYOUTUBEを撮りました。

その時は、「これをやるしかないんだ」という火の玉と同じところに、「自分をテレビから追いやった者達」へのさまざまな思いが一緒に燃えていたのだと想像しています。

そして、それが燃えて尽きたと感じたのが、最近なのではないでしょうか。

多くの作家たちは、自分固有の燃料を燃やし尽くした後、自由にその領域を広げ、本当の全盛期を迎えています。

あっちゃんの本番はきっとこれからなのでしょう。

いつまでも見ています。


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