PROGRESSと私

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

孤独からの解放

人と少し違うものが好きだった。とあるロックバンド。スキューバダイビング。

良さを説明しても、暗い穴に石を投げ込むように何の手ごたえも感じられないことが多かった。いじられることさえあって、そのたびに少し傷ついた。だから孤独に楽しむのが好きだ。一人でなら他者に煩わされず身軽に純粋に好きなものに打ち込めると思っていた。

あっちゃんを知って数年は、やっぱり同じスタンスだった。あっちゃんはとても魅力的だったので、とあるバンドよりもダイビングよりも熱中して、一人でそっと応援し続けた。

ある日、あっちゃんがNKTサロンを作った。ファンクラブの延長だと思っていたのでずっと受け身で見守り、いろんな事件(笑)が起こるのをただただびっくりしながら眺めていた。でも、遠い存在だったあっちゃんが、生身で怒ったり喜んだりする姿が新鮮で、こんなにファンの傍にいてくれるんだ…と、応援したい気持ちが募った。

ある日、あっちゃんがNKTサロンを爆破した。アグレッシブに動ける人はPROGRESSに、ファンはUNITEDに。ファンはPROGRESSに来ないでと言われたので我慢していたけど、ついに2019年4月にひっそりと入学した。

PROGRESSの進化はすさまじく、決してひっそり潜伏してはいられなかった。とにかくコメントを書き、いいねを押した。授業観覧、RUN、佐渡島ホリエモン合宿にも幸福洗脳会スタッフにも参加してきた。コロナの時はずっと誰かとつながれることで救われた。気づけば、あっちゃんを応援する過程で果敢に挑戦し、たくさんの素敵な仲間と出会っていた。あたかも孤独の「毒」が解毒されるように、楽しさは誰かと分かちあってこそと思えた。

それでも、応援しかしていない自分を透明人間のように感じていた私だが、あっちゃんに「応援」が認められるようになって、pgにいていい存在だと思えたとき、静かに涙が流れた。

何かを好きになって誰かと応援する、そんな私が肯定される場所。感謝しかない。


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