初摺り以来初めての復刻、世界三大春画「袖の巻」展示会

初摺り以来初めての復刻、世界三大春画「袖の巻」展示会

 先日、鳥居清長の浮世絵――春画「袖の巻」の展示会に足を運ぶ機会があった。 鳥居清長は六大浮世絵師の一人で、彼が手がけた「袖の巻」は世界三大春画のひとつともいわれている。 その「袖の巻」を復刻するべく、高橋さんは私財をなげうち、職人たちに木版を彫らせた。 復刻されるのは初摺り以来初めてのことで、構想から、なんと10年かかったという。 音頭をとった高橋工房の創業は、今から160余年前。当時の素材と技術・技法でいまも作り続ける、浮世絵木版画工房だ。 職人たちが技術の粋をつくし、細かい毛の一筋までをも表現した木版と、それらで刷られた春画を見...
■中田敦彦という爆速モンスタートレイン

■中田敦彦という爆速モンスタートレイン

 2019年に中田敦彦にドハマリしたとき、「なぜもっと早くFANにならなかったのだろうか」と、わたしは大いに嘆いたものだ。  彼の芸歴の長さは知っていたし、オリラジ関連でバズっているのも認識はしていた。しかし、その時は“わたしの着ているお気に入りの服”ではなく、あくまで、“ラックにかかったステキな流行の服”だった。  だが、その日は突然やってきた。 貰い事故のように中田敦彦沼にスコンと落ちたのだ。 本当に、驚くほど “スコン” だった。  そのとき思ったことは。 こんなにも業火のごとく燃え上っているのに、私の心の柱に刻み込まれている“...