PROGRESSとわたし

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

今年9月。オリラジアカデミーの観覧発表で自分の名前を見つけ、涙がポロポロと流れた。

存在を知られていたことに感極まっての嬉し涙だった。

 

認知されて嬉しいなんて。数年前の自分からしたら信じがたい感情だ。

なぜなら入会当初は、とにかく存在を消すことをミッションとしていたからだ。

 

2018年12月。ラジオから切実な叫び声が聞こえた。

「俺のサロン30人しかいない。これじゃ3年B組だよ。恥ずかしい、入ってくれよ!」

声の主は、2015年に大好きになって以降ずっと生き様を追いかけてきた、神推しのスター。

彼からのファンはプログレスに入るべからず」というお達しを従順に守っていた私は、突然の招待アナウンスに歓喜し入会申請ページをクリックした。

 

憧れのプログレス入会。

しかし、ビジネス的には役に立てそうにない。自分は歓迎されない種族だと思っていた。

ファンだと悟られないコメントを書くのは難しく、自己紹介文もあげることはできなかった。

ひっそりと身を隠し、隅っこで覗くだけの日々が続いた。

 

あっちゃんの創った場所にいられるだけで良かった。そこにあっちゃんの味方が集ってくる。

人数が増え賑わっていく様を見られるのが何よりのご褒美だった。

次第に、この嬉しさを皆と分かち合いたいと思うようになり、コメントやツイートでの交流を楽しむようになった。

 

自己紹介動画やTV配信参加は、今年になってようやくクリアした。

意を決しての不得意分野への挑戦だったが、顔を覚えてもらっての交流も楽しいものだと知った。

 

そして迎えた観覧発表。

名前と顔、さらに一途なファンという個性を知っていただいた上で、受け入れられたのだろうか。

知られるのは怖い事ではなく幸せなことなのだと、ようやく気付けた。

 

これからもっと自分をさらけ出していこう。

そう思える安心感がプログレスにはある。

名乗らない観者から、顔を出しての応援者へ。そして個性を出しての共闘者へ。

歩を進めていきたい。


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