tiktok初投稿を終えての雑記

tiktok初投稿を終えての雑記

数年前に友達からtiktok一緒にやってみない?と誘われた時、私の人生には縁のないものだなと冷ややかな目で見ていた。あっちゃんがtiktokを始めたということでアプリをインストールしたけれど、自分のスマホにそのアプリがある違和感がぬぐえず数時間でアンインストール。HRでのあっちゃんの考察は非常に興味深いし、あっちゃんのチャレンジは心から応援しているけれど、なんとなくtiktokの中のあっちゃんは、自分にとって見てはいけないもののような気がして…私が好きなあっちゃんは、理知的で誰にもこびない、スーツが似合う少し年上の男性という像なのだけ...
ことばの花束

ことばの花束

 人それぞれこだわりが強いものってあると思うのだけど、やっぱり私は「言葉」だなぁと気づかされたコラムコンテスト。小中学校で一番好きな科目は国語だった。5歳で始めた英語とは、出会ってすぐに仲良くなれた。フランス語に一目惚れしたのは高校1年生の時。すっかり虜になったフランス語を大学で専攻に選ぶことに、何のためらいもなかった。会社員時代、語学力が求められない環境があまりに無味乾燥で耐えられずやっぱり言語の世界に戻りたくて、日本語教師養成講座に通い始めた。日本語の世界を知れることがおもしろくてうれしくて壁にぶつかってもそれさえ興味深かった。こ...
progressとわたし

progressとわたし

「沙奈絵の中には、どんな時でもあっちゃんがいてくれるんやなぁ」電話越しの母の声は、喜びとも安堵とも違う、感嘆に近いものだった。あっちゃんが自身の“病”について話し始めたちょうどその頃、私もまた、自分の病によって人生で最も深く暗い波にのまれていた。どうやら自分は、体調や気分、ライフイベントの波が人より大きいらしいと気づいた10代。20代では会社員を続けられなくなり、“みんなみたいに”生きるのは無理だと悟った。30を過ぎてようやく大好きな国に来られたのにこの有様…私はどうせ何をやってもダメなんだ。双極性障害という病のせいで。電話の向こうで...